シモキタの街を舞台に繰り広げられる、「月」をテーマにしたアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢2023」。昨年、地域と共創するアートフェスティバルの第一弾として盛況を博した本イベントが、今年も帰ってくる。今回はフェスティバルのシンボル作品である「月」と「ウサギ」の屋外展示のほか、現代アーティストの鬼頭健吾など5人のアーティストの作品が街を彩る。また下北線路街を含む、地域に根差した施設・店舗による特別イベントの実施や限定メニューの提供等、約50企画が集結する。
シンボルとなる作品は2つ。イギリスのアーティストLuke Jerram(ルーク・ジェラム)が手掛ける、NASAの月面写真を基とした直径7mの『Museum of the Moon』が下北線路街 空き地に、そしてオーストラリアを拠点とするアーティストAmanda Parer(アマンダ・パーラー)が手がけるウサギの姿を模した『Intrude』は、BONUS TRACKとカトリック世田谷教会に登場する。
鬼頭健吾による色とりどりの棒が集結するインスタレーション展示は、普段は入ることができない東北沢駅屋上を会場とし、開放的なスペースが生かされる。9月30日と10月1日には、空に浮かぶ月と星空を眺める天体観測会も実施。星空解説員による、中秋の名月やその時期の星空の見どころ紹介も見どころのひとつだ。
また下北沢の街の風景と人気アバターNFT「Metaani」によるNFTスタンプラリーもおすすめだ。ザ・スズナリ(劇場)など下北沢に古くからある施設や下北線路街やミカン下北など開発によって生まれた新しい風景と、3DアバターNFT「Metaani」がコラボレーションした10種類のオリジナルNFTを獲得できる。約50企画が集結し、持続的な地域活性化を目指すイベントとなりそうだ。