今年12月、山口県の山口情報芸術センター[YCAM]にて開催される、渋谷慶一郎と岡田利規によるオペラ公演《THE END》にて、ルイ・ヴィトンがコスチュームデザインに参画することが発表された。作中で登場する初音ミクの着用衣装は、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター、マーク・ジェイコブスらがデザインを手がけ、2013春夏コレクションを大胆にもミクの体型や雰囲気に合わせて構成したオリジナル作品だ。
今回初めて、ルイ・ヴィトンの代表的なモノグラム・モチーフを用いずに展開された本コレクションでは、市松模様などの幾何学的な世界をグラフィカルに表現している。ルイ・ヴィトンの新作衣装をまとった初音ミクは、映像作家のYKBXによってデジタライズし、3D化されて舞台に登場する。全貌は12月1日、2日にYCAMで披露される公演内のみで目撃することができるという貴重なもの。残念ながらチケットは全公演完売とのことだが、公開の迫る本公演はますます伝説の舞台となりそうだ。
■概要
『THE END』
2012年12月1日(土)19:00~
2012年12月2日(日)15:00~、19:00~
会場:山口県 山口情報芸術センター[YCAM] スタジオA
コンセプト:渋谷慶一郎、岡田利規
共同演出:渋谷慶一郎、岡田利規、YKBX
音楽:渋谷慶一郎
映像:YKBX
舞台美術:重松象平
音響プログラム:evala
VOCALOIDプログラミング:ピノキオP
テクニカルサポート:筒井真佐人
プロデューサー:東市篤憲(A4A)
技術監督:伊藤隆之(YCAM InterLab)
舞台監督:尾崎聡
YCAM ウェブサイト
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執筆:塚田有那