公開日:2024年3月13日

泉太郎がなら歴史芸術⽂化村で「ドリームランド」を春分の日に開園。8日間だけの公開オペレーション

なら歴史芸術⽂化村の滞在を経て、公開オペレーションを構想。開催日は3月20日~28日。

泉太郎「ドリームランド」 キービジュアル

泉太郎公開オペレーション「ドリームランド が、奈良県のなら歴史芸術⽂化村において、3⽉20⽇〜28⽇に開催される。

なら歴史芸術⽂化村の⼀室を「⼤窓付き⼯房倉庫」と名付け、2⽉初頭から滞在している泉太郎。連⽇の移動、滞在、思索の中で「ドリームランド」と名付けたインスタレーション及びオペレーションを構想した。

なら歴史芸術文化村は、2022年に創設された施設。日本で初となる文化財4分野(仏像等彫刻、絵画・書跡等、建造物、考古遺物)の修理作業現場の公開や、 国内外から招いたアーティストとの交流、子供を対象としたアートプログラムなどを実施する。本企画は奈良県出⾝である泉太郎にとって、故郷での初の制作発表の機会となる。

なら歴史芸術文化村による企画概要によると、「ドリームランド」について以下のような説明がある。

「世界各国の太陽神話における移動や旅、陵墓や古代の倉庫における権威性や禁忌を下地として、発電システムやベッドタウンなど現代社会のインフラや滞在制作についての問題意識から、オルフィスムからオルフェウス、兵馬俑、GPS などへの考察、連想、交換を限りなく繰り返し、有機性(動的)と無機性(静的)を行き来するような、新たなオペレーションの機構を構想しています。多様な興味により導き出されたキーワードは必然的に密接しながらも、ジャングルのように複雑に絡まりながら躍動し、循環しています。」

「公開オペレーション」とはなんなのか、一般的な展覧会とはどう違うのか。泉が生み出す世界は実際に体験するまでどのようなものか想像が難しいが、8⽇間限定の特別な機会をチェックしてほしい。

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