Sculpture Park(K11 Museaの6F、香港、2021)での展示風景 Photo by Ringo Cheung Courtesy of the artist and Perrotin Ⓒ 2021 Izumi Kato
アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を運営する株式会社The Chain Museumは、都内3ヶ所目のアートスペースとなる「Gallery & Restaurant 舞台裏」を2023年11月24日に麻布台ヒルズに開業。そのこけら落としとして加藤泉の日本初発表作品が並ぶ個展が開催される。
加藤泉は1969年島根県生まれ。90年代末より画家として本格的にキャリアをスタート。絵を描くだけでなく、様々な素材を使い立体作品を制作してきた。近年は、石を彫塑するのではなく、自然石そのものに絵を描いた立体作品を発表し、さらに石を鋳造した作品としても展開している。
今回のこけら落とし展では、海外で発表してきたアルミ鋳造の大立体作品を国内で初めて発表。ギャラリー空間に大きな人をかたどった像が出現する。
なお「Gallery & Restaurant 舞台裏」はアート作品を鑑賞するだけでなく、誰かと語り合いたくなる空間として、お酒や食事を楽しめるスペースを内包。ユニークな空間で、「クラシックなウフマヨ」や「自家製ロースハムのグリル」などシンプルで気楽な前菜から「いわて短角牛のサーロインステーキ」など本格的なメインディッシュ、シェフが毎日お店で焼き上げる自家製パンドカンパーニュなどが楽しめる。
麻布台ヒルズにはオラファー・エリアソン、奈良美智らのパブリックアートが設置され、来年1月にはチームラボボーダレス、来春には世界有数のグローバルギャラリー・ペース(Pace)がオープンする。Tokyo Art Beatではそれらの新スペースを記事やSNSなどでつど紹介していくので気になる方はチェックしてほしい。