東京国立近代美術館で開催されているコレクションによる小企画「フェミニズムと映像表現」が、次会期に展示継続されることとなった。
12月22日まで行われている「フェミニズムと映像表現」は、フェミニズムをテーマに、1970年代から現代までの映像表現を展示する展覧会。テレビの普及、ヴィデオ・カメラの登場といったメディア環境の変化や、世界各地に社会運動が広がるなかでフェミニズムが大衆的な運動となっていくなどの時代背景を起点とする1970年代からの作品群を、「マスメディアとイメージ」「個人的なこと」「身体とアイデンティティ」「対話」といったキーワードを通じて紹介している。
出品作家は、ジョーン・ジョナス、出光真子、リンダ・ベングリス、マーサ・ロスラー、ダラ・バーンバウム、キムスージャ、塩田千春、遠藤麻衣×百瀬文。展覧会では、テーマと作品解説をまとめた無料パンフレットが配布されている。
本展は12月22日に会期終了後、一部内容を変更して2025年2月11日~6月15日に開催。好評につき、展示継続になったという。2月からの会期の出品作家は、ナンシー・ホルトとロバート・スミッソン、マーサ・ロスラー、出光真子、キムスージャ、遠藤麻衣×百瀬文となる。出光の展示作品も変更となる。