公開日:2024年12月17日

サウジアラビア観光を楽しむために。人々の優しさ、おいしいご飯、撮影や現地でのマナー、気をつけたいこと

TABのスタッフが時々更新する日記。今回は諸岡によるサウジアラビア・ジッダ取材で感じたことや助かった情報について

フォスター・アンド・パートナーズ (Foster + Partners)が設計したジッダの駅構内

サウジアラビア第二の都市、ジッダ(ジェッダ)に行ってきました!短期間の滞在ですが、渡航前・中知っておいてよかったことを記します。同僚の福島のジッダ日記もご参考に!

人がとにかく優しくフレンドリー。互助の精神性

サウジアラビアの観光ビザ解禁が2019年で、まだまだ日本人観光客(しかも女性一人)が珍しいのか、すれ違う人にじーっと熱い視線を送られたり、話しかけられたりすることもしばしば。ご飯は気に入ったか、街は好きか、何か困ったことはないか。イスラム教の深い互助精神を感じます。

オレンジジュースを絞って出してくれた地元の方。「写真撮ってもいいですか?」と聞くと恥ずかしそうにニッコリ。

また、日本のアニメやマンガ好きな人が多く、マンガ『ワンピース』『NARUTO』で会話が弾むことも。読んでてよかった。

おいしいご飯。お米、甘いもの、コーヒー文化

お米がとにかくうまい。ブラウンライス、バスマティ、エジプト米、などなど。色々なお米があの手この手でおいしく調理されてでてきます。

ラム肉を焼いたものにお米、パプリカ、カボチャなど。レモンを絞って食べてもおいしい

また、サウジアラビアはインド、アフリカ、湾岸諸国など周辺の国からイスラム教徒達が集う国でもあるので、国際色豊かな料理がいただることも楽しいですね。ちなみにイスラム教の戒律からアルコール類はNGです。

ジッダは海沿いの街で海産物が豊か

撮影には気をつけましょう

イスラーム建築は美しく、軽い気持ちでカメラを向けてしまいがちですが、王族の施設、政府・軍関連の施設の撮影は禁止されています。無断撮影で身柄を拘束される場合もあるため、事前に周囲の人に撮影の可否を確認したほうがよいです。
また、とくに現地の女性を被写体とした撮影は、本人の承諾があっても周囲から非難される可能性もあるため控えたほうが無難です。

海の上に立つアルラーマモスク(Al Rahmah Mosque)

現地でのマナー

女性の外国人観光客は必ずしもアバヤ(サウジアラビアの女性が着る伝統的な衣装)を着用する必要はありませんが、男女問わず肌をなるべく露出しない服装を心がけたほうが良いです。サウジアラビアの強い日差しや乾燥、また強めの冷房からも守ってくれます。

世界遺産にも登録されているジッダの旧市街地区

また、街中でのトラブルを避けるためにパスポートとビザは必ず携帯しましょう。

諸岡なつき

諸岡なつき

もろおか・なつき 「Tokyo Art Beat」マネージャー