公開日:2024年6月21日

エルバ島日記。絶景と地元の食材を楽しめる隠れレストランをご紹介。

TABのスタッフが気ままに更新する「TAB編集部日記」。今回は英語版のエディターと翻訳家のハイスが担当します。

フェリーから眺めるエルバ島。ピオンビノの港から約1時間がかかります

はじめまして。Tokyo Art Beatの英語版のエディターおよび翻訳者を勤める、ありなです。厚かましくて恐縮ですが、今週の編集部日記をイタリアのエルバ島からお送りします。

イタリア半島とコルシカ島の間に位置する小さなエルバ島

エルバ島はティレニア海(地中海)に浮かぶ、イタリアの3番目に大きい島です。地図では限りなく小さく見えますが、じつはかなり広いです。1814年に退位したナポレオンが最初に流された島でもあり、ポルトフェライオの旧市街にナポレオンの家、サン・マルティーノに夏の別荘があります。

5つ星ホテルもありますが、どちらかと言うと小さな宿の方がが多く、ほとんどの観光客はイタリア人かイタリア好きのドイツ人です。レストランのメニューはイタリア語とドイツ語しかない場合が非常に多いですよ。

「Ristorante Koala」のテラスから眺めるエルバ島の絶景の夕日

今回ご紹介したいのは、地元の食材と新鮮な海鮮料理を楽しめる隠れレストラン「Ristorante Koala」です。2006年にオープンした家族経営のレストランであり、市内から離れているので周辺に大自然が広がります。エルバの港から毎朝届く海の幸とオーガニックな野菜を組み合わせた絶品料理がもちろんのこと、美味しい自家製のパスタやデザートも楽しめます。

「生」と「加熱」のアンティパストから選べます
オーナー厳選の白身魚のグリル。エルバ島の地魚だそうです

温暖な地中海性気候のエルバ島はワインの産地としても有名です。軽くて飲みやすい、ミネラル感のある香りを楽しめる地元のワインが海鮮料理によく合います。

今回のチョイスは「Bianco delle Ripalte」というワインです

エルバ島を訪れる機会があれば、ぜひ「Ristorante Koala」をチェックしてみてください。完全予約制なので、宿のスタッフに電話をお願いするのが良さそうです。

ハイスありな(編集部)

ハイスありな(編集部)

「Tokyo Art Beat」編集部。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。研究分野はアートベース・リサーチ、パフォーマティブ社会学、映像社会学。