公開日:2024年9月12日

映画『エイリアン:ロムルス』を見て、我が家の犬を思い出した日記

TABのスタッフが気の向くままに更新する日記。今回は、編集部・野路が愛犬を申し訳なく思う気持ちを綴ります

キャンプにて

先週末、話題の映画『エイリアン:ロムルス』(監督:フェデ・アルバレス、制作:リドリー・スコット)を見てきました。この作品はSFホラー映画の金字塔である「エイリアン」シリーズの最新作で、時系列的には『エイリアン』と『エイリアン2』のあいだの年の物語なので、これまでのシリーズ6作のなかで『エイリアン』しか見たことないような方はもちろん、シリーズ初見の方も楽しめる内容になっています。

アメリカ、中国、韓国でも大ヒット中で、ホラー映画のIMAX全世界興行収入では歴代No.1とのこと。

感想としては、スカッと楽しめる良作でした。最近の映画は3時間近い作品も少なくないですが、本作はちょうど2時間くらいで中弛みなく良かったです。

あらすじは以下のようなものです。

人生の行き場を失った6人の若者たちが、生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション“ロムルス”。
だが、そこで彼らを待っていたのは、恐怖と言う名の絶望──寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する “エイリアン”だった。

「ロムルス」に飛び立つ前の若者たちの住まいというのが、日照時間ゼロの植民地化された星。そこで主人公は籠の中の鳥に自分の姿を重ねます。「一生管理されたまま、労働ばかりの不自由な暮らしでいいのか?」と自問自答するのですが、そのシーンの鳥を見てふと我が家の犬を思い出しました。

キャンプにて

人間と暮らすペットも、ある意味では完全管理された籠の中の鳥のような不自由な生命です。人間のように気ままに外出することはできないし、都内でノーリードで駆け回れるのはドッグランだけ。この猛暑では週末のドッグランもきついというような雰囲気で、なんとも不自由な気持ちをさせているなと毎日申し訳なくなります。

秋冬、涼しくなったらキャンプや野外活動で犬に束の間の自由を味わってもらいたいです。とはいってもまだまだ暑さは続きそうなので、残暑でも犬が楽しめるアクティビティがあれば教えてください。

野路千晶(編集部)

野路千晶(編集部)

のじ・ちあき Tokyo Art Beatエグゼクティブ・エディター。広島県生まれ。NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、ウェブ版「美術手帖」編集部を経て、2019年末より現職。編集、執筆、アートコーディネーターなど。