都市のランドマークである有名建築を包むなど、彫刻的なアプローチで公共空間に介入するプロジェクトで知られるクリスト&ジャンヌ=クロード。
その活動の根源と広がりに焦点を当てた展覧会「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」が、六本木の21_21 DESIGN SIGHTで6月13日から翌年2月12日まで開催することが発表された。パリと東京を拠点に活躍する映像ディレクター、パスカル・ルランを展覧会ディレクターに迎え、最新のプロジェクトとなった「L’Arc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961-2021(包まれた凱旋門)」の背景や制作過程を紹介する。
2009年のジャンヌ=クロードの逝去後、その遺志を継いで活動してきたクリストも、同プロジェクトを見届けることなく2020年5月31日にこの世を去った。翌年9月の16日間にわたり、銀色のコーティングを施した青い布に包まれたパリ凱旋門は、残されたスタッフが2人の想いを結実したものと言えるだろう。
多くの人々と協働し、芸術と社会の関わりの可能性を探り、そして実践してきたアーティストの歩みに触れたい。
クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”
開催期間:2022年6月13日〜2023年2月12日
時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで) ※入場予約制となる可能性あり
休館日:火曜、年末年始(12月27日〜1月3日)
入場料:一般1200円、大学生800円、校生500円、中学生以下無料
会場:21_21 DESIGN SIGHT
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
特別協力:クリスト・アンド・ジャンヌ=クロード財団
展覧会ディレクター:パスカル・ルラン
企画協力:柳正彦
http://www.2121designsight.jp/