公開日:2024年10月23日

「千葉国際芸術祭 2025」は2025年4月開幕。出展アーティストの一部は公募により選考へ

本会期は4月〜12月(コア期間:2025年9月下旬〜11月下旬)。「新たな文化の創造と魅力の発信」「地域への関心や関わりの醸成」「多様な主体の尊重とつながりの創出」を目的に掲げ開かれる

ロゴマーク

新たな芸術祭の誕生

トリエンナーレ形式の市民参加型芸術祭「千葉国際芸術祭 2025」が2025年4月に初開催。本会期が4月〜12月(コア期間:2025年9月下旬〜11月下旬)となることがわかった。 そしてこの度、開幕に先駆け公式ティザーサイト、ロゴマークおよびコンセプト、プレ会期プログラム、公募情報などが発表された。

千葉県の県庁所在地であり、98万人の市⺠が暮らす政令指定都市でもある千葉市を舞台に開かれる本祭。総合ディレクター・中村政人(アーティスト、東京藝術大学副学⻑)のもと、「新たな文化の創造と魅力の発信」「地域への関心や関わりの醸成」「多様な主体の尊重とつながりの創出」を目的に掲げ開かれる。

2023年12月より始動したプレプログラムも含め、市内各地で体験型の「アートプロジェクト」を展開することで、人々が地域に関わりながら創造性を発揮する機会を提供するという。

記者発表会の様子。後方、右から3人目が総合ディレクターの中村政人

ロゴマークはひらがなの「ち」がモチーフ

本祭のコンセプトは「ちから、ひらく。」。「“ち”から、ひらく」と「ちから(力)、ひらく」のマルチミーニングになっており、ロゴマークでもしなやかでありながら力強く、なおかつ親しみが抱ける姿が目指された。芸術祭を通じ、千葉の「地」からもの・こと・ひとをひらくこと。多様な「ち」(千葉、地、力、知、宙、超、智...etc.)から創造活動をはじめること。千葉の人々の「ちから」が開花すること。ロゴおよびコンセプトには、千葉市国際芸術祭で実現したい複数の夢が込められているという。

ロゴマーク

「ソーシャルダイブ」で出展アーティストも募集中

出展アーティストの一部は公募により選考される。現在、アーティスト公募企画「ソーシャルダイブ」において、海外在住・外国籍のアーティストや、千葉市にゆかりある若手アーティストを募集中。「ソーシャルダイブ」とは、千葉県千葉市のまちなかにアーティストが滞在し、作品制作を通して、地域の魅力や新しい価値を発見する公募プロジェクトのこと。選出されたアーティストには、作品展示はもちろん、様々なかたちでのサポートが提供される。申込方法などの詳細はティザーサイトを確認してほしい。

11月9日にプレ企画として行われる「かえっこバザール in 花見川団地」(藤浩志)参考画像
2025年2月開催予定のプレ企画「まちばのまちばり」(西尾美也)参考画像

「先生たちのアートアンデパンダン展」

現在、千葉市内の全学校教員を対象としたジャンル不問の「先生たちのアートアンデパンダン展」でも出品作品を募集中。2025年の本会期では子供から大人まで、千葉市に在住・在勤・在学している人、千葉市出身者などを対象としたアンデパンダン展の開催を予定しており、プレ企画として、まずは千葉市の全教員を対象にした「先生たちのアートアンデパンダン展」が開催される。

プレ企画(日時未定)の「わたしの千葉市!テーマパークの模型を作ろう!」(栗原良彰)参考画像

本会期のアーティストやプロジェクトラインアップなどは今後発表予定。続報を楽しみに待ちたい。

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