CFCLが金沢21世紀美術館のスタッフユニフォームを制作。開館20周年を記念し、次の10年を見据えたデザイン

高橋悠介が手がけるブランド「CFCL」が開館20周年を迎える金沢21世紀美術館のスタッフユニフォームを制作した。2月1日より同館の受付・監視スタッフが着用し、今後10年間着用する。

2004年にオープンした同館は、「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」というコンセプトを掲げ、国際的にも高く評価されている。CFCLの代表兼クリエイティブディレクターを務める高橋が学生時代から何度も同館を訪れており、今回のユニフォームはその記憶に残る印象からインスピレーションを得たという。

新しいユニフォームはチェスターコート、夏用のTシャツ、サコッシュの3アイテムで構成。普遍性を重視したスタイルは、年齢や性別を問わず、あらゆる体型を包み込むゆったりとしたシルエットで仕上げられている。また、イージーケアや耐久性を優先し、実用性を意識したデザインとなっている。

水平ガラスを思わせる涼しげで柔らかい色彩のボーダーに、金沢21世紀美術館のアイコンカラーであるオレンジのストライプを背面に配置。建物を支える柱をイメージしたデザインは、空間に自然に溶け込みつつも、遠くからでもひと目でわかるような大胆なグラフィックを採用している。同館を訪れる際には、ぜひ注目してみてはいかが？