東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団は、デジタルテクノロジーの活用を通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」を10月23日、渋谷にオープンする。CCBTはラボ、スタジオなどのスペースを備え、ワークショップやアーティストによる創作活動などの様々なプログラムを通じて、東京からイノベーションを生み出す原動力として機能していくという。
同所が主催するアーティスト・フェローの初年度には、Tomo Kihara + Playfool、浅見和彦+ゴッドスコーピオン+吉田山、SIDE COREの3組が選出。また共創モデル事業では、犬飼博士とデベロップレイヤーたちによる「未来の東京の運動会」、野老朝雄、平本知樹、井口皓太による「FORMING SPHERES」が採択。これら企画の具体化をサポートするほか、都内での発表を行う。アーティスト・フェローには制作費(資料調査費・材料費など)として1000万円を上限に助成されるほか、制作スペース及び機材の提供、メンターをはじめとした様々な専門家からのアドバイスなどが与えられる。
犬飼博士とデベロップレイヤーたちの、新しいスポーツ競技を開発するハッカソンプロジェクトである「未来の東京の運動会」も、CCBTオープニングイベントとして渋谷区立神南小学校体育館で10月22日、23日に開催される予定だ。
CCBTが新たな時代のアートの創造拠点となることを期待したい。