公開日:2024年4月3日

「オーブリー・ビアズリー展」(仮称)が東京・三菱一号館美術館で2025年2月から開催。イギリスの唯美主義を代表する画家の大回顧展

オスカー・ワイルド『サロメ』の挿絵でも知られるビアズリーの個展

オーブリー・ビアズリー クライマックス 1893年(原画) ライン・ブロック、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 © Victoria and Albert Museum, London

ビアズリーの個展が東京で!

東京の三菱一号館美術館で、「オーブリー・ビアズリー展(仮称)」が開催される。会期は2025年2月15日〜5月11日。

オーブリー・ビアズリーは1872年にイギリスに生まれた異才の画家でありイラストレーター。わずか25歳で世を去ったが、精緻な線描や大胆な白と黒の色面からなる、きわめて洗練された作品を生み出した。オスカー・ワイルドによる『サロメ』(1894)の挿絵をはじめ、マロリー『アーサー王の死』(1893〜94)、ゴーティエ『モーパン嬢』(1897)など数多くの挿絵を手がけた。日本でもファンは多く、その独特の様式美はマンガをはじめとする様々なメディアにも大きな影響を与えている。

本展はヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)との共同企画で、19世紀末の欧米を騒然とさせたビアズリーの歩みをたどる。初期から晩年までの挿絵や希少な直筆の素描にくわえて、彩色されたポスターや同時代の装飾など、約200点を通じてビアズリーの芸術を展覧する。

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