戦禍が続くロシアによるウクライナ侵攻に対して、世界のアーティストたちが声を挙げている。ヨハネスブルグ出身のアダム・ブルームバーグが、人権と芸術を守るNGO団体「Artists at Risk」と協働し、著名アーティストによるウクライナ支援のためのプリント作品の販売を企画した。
参加作家には、アートシーンの第一線で活躍する人々が並ぶ。エリザベス・ペイトン、トーマス・デマンド、アイザック・ジュリアン、ナン・ゴールディン、マシュー・バーニー、ヒト・シュタイエル、ピエール・ユイグ、トーマス・シュトルート、ジュリアン・シュナーベル、カミーユ・アンロ、トーマス・ヒルシュホルン、リュック・タイマンス、ガブリエル・オロスコ、ミランダ・ジュライ、ジェレミー・デラー、リクリット・ティラバーニャ、タシタ・ディーン、サム・デュランなど、日本ともなじみのある作家を含めた40組が名前を連ねている。
同プロジェクトのウェブサイトで2022年4月30日まで購入できるプリント価格は一律200ユーロ。オープンエディションで、販売収益はすべてウクライナ、ベラルーシ、ロシア、その他の地域で戦争被害にあったアーティストの支援に活用される。
以下は、ウェブサイトに掲げられたアーティストたちからのメッセージだ。
ウクライナの戦争で、アーティストたちが高い危険にさらされています。そこで私たちは、NGO組織「Artists at Risk」の活動を支援するために集まりました。私たちはそれぞれオープンエディションでプリントを寄贈します。すべての販売収益は「Artists at Risk」が仲間たちの安全を確保するための緊急渡航、シェルター、経済的支援を行うために使われます。