公開日:2025年3月6日

「アートフェア東京 19」が開幕。139軒の国内外ギャラリーが集結する日本最大規模のアートフェアの見どころは?

紀元前から同時代に至るまでの美術品を扱う国内外のギャラリーが参加。会期は3月7日から3月9日まで

会場風景より、夢工房のブース

19回目の開催を迎える日本最大級のアートフェア

日本最大級の国際的アートフェアである「アートフェア東京」が、今年で19回目の開催を迎える。東京国際フォーラムを会場に、国内外から139軒のギャラリーが参加する。会期は3月7日から3月9日までの3日間。

会場風景より

昨年の「アートフェア東京」には、156軒のギャラリーが出展し、4日間の総入場者数は55015人に達した。さらに、出展者の総売上は32億8000万円(出展者任意アンケートより推計)を記録し、前年を上回る成果となった。今年はさらなる成長に注目したい。

会場風景より、大山エンリコイサムの作品

3つのセクションで構成、多彩なアートが集結

今回は「ギャラリー」「クロッシング」「プロジェクト」の3セクションで展示を行い、139軒のギャラリーが出展。新規出展のギャラリー13軒に加え、海外からのギャラリー5軒が含まれ、本フェアはますます国際的な広がりを見せている。

会場風景より
会場風景より、rin art associationのブース

メインセクションであり、紀元前から同時代に至るまでの美術品を扱う国内外の優れたコマーシャルギャラリー・美術商が出展する「ギャラリー」では、小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、MAHO KUBOTA GALLERY、TARO NASU、カイカイキキギャラリー、ケンジタキギャラリーなどをはじめとした日本の現代アートシーンを牽引するギャラリーが参加。加えてペロタンなど海外のギャラリーらも出展し、日本のアートシーン並びにアートマーケットを展望する機会を目指す。

会場風景より、MAHO KUBOTA GALLERYのブース
会場風景より、GALLERY TARGETのブース

日本のアートシーンを支える多種多様なジャンルや機関が集合するセクションの「クロッシング」では、株式会社 大丸松坂屋百貨店、gallery deux poissons、MIN GALLERYなど8軒が参加。新進気鋭のギャラリーや若手アーティストを個展、またはふたり展で紹介するセクションの「プロジェクト」では、ARTDYNE、KOKI ARTS、myheirloomなど10軒が参加する。

会場風景より、夢工房のブース
会場風景より、TARO NASUのブース

東洋と西洋、過去と現在を結ぶアートマーケットのプラットフォームとして、さらなる発展を続ける「アートフェア東京」。今年は各ブースのプレゼンテーションの強化を重視し、スペースの拡大を図ることで、より充実した展示を実現する。国内外のアート関係者やコレクター、愛好家が集う貴重な機会となり、日本のアートマーケットの動向を知るうえで見逃せないイベントだ。

会場風景より、花田美術のブース
会場風景より

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