ボッテガ・ヴェネタが、FANZINE(ファン雑誌)を発行し、世界各国のボッテガ・ヴェネタのストアと一部の書店にて数量限定で配布する。
今シーズンのFANZINEは、ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクターであるマチュー・ブレイジーによる「Summer 24」コレクションの制作プロセスを紹介するもの。コレクションのフロアに描かれた世界地図をプリントしたブックケースに収納され、撮影を手がけたアレック・ソスの写真、撮影の舞台裏、スケッチ、ステッカー、旅のノートをまとめた全4冊の構成で、東京近郊で行われた撮影の様子を伝えるとともに、読者をイマジネーションの旅へと誘う。
「Summer 24」の冒険と発見のスピリットは、東京近郊の公園で撮影された動物、岩、キノコの形をした遊具をフィーチャーしたアレック・ソスによるキャンペーンビジュアルにも表現されている。
「マチューのクリエイションにふれるとき、私は2つの世界を同時に体感しています。ひとつはあらゆる感覚と深く結びついたフィジカルな世界。もうひとつは幻想の世界です。このキャンペーンでは遊び心を意識しました。公園は、マチューの独創性にあふれたイマジネーションのメタファーのように感じました。私の写真にも多様なセレンディピティ(予期せぬ発見)を取り入れたかったのです。」(アレック・ソス)
「Summer 24」は、オデッセイです。それは自由と希望に満ちあふれた旅であり、かつての自分、なりたい自分、そして行きたい場所へとつながります。このFANZINEはそのような旅への扉を開くもので、現実世界、あるいはクリエイティブに生み出した世界の中で、自由への旅や冒険を思い描き、そして記すことができるのです」(マチュー・ブレイジー)
また、3月29日~4月14日に表参道のseeenにて、展覧会「TOKYO PLAYTIME An exhibition by Alec Soth and Bottega Veneta」も開催。同展では「Summer 24」のキャンペーンビジュアルのほか、ソスが日本で撮影した作品も展示される。
ボッテガ・ヴェネタのFANZINEは4作目。日本での取扱書店は、小宮山書店、ワタリウム美術館 オン・サンデーズ、代官山 蔦屋書店(東京)。対象店舗にて書籍購入者へ配布する。