公開日:2025年2月26日

石川・金沢21世紀美術館が長期休館へ。2027年5月から大規模改修のため

2024年の能登半島地震により建物が被害を受けていた

撮影:石川幸史 提供:金沢21世紀美術館

石川の金沢21世紀美術館が、大規模改修のため、2027年5月から翌年3月までを目処に休館することがわかった。

2024年1月1日に発生した能登半島地震により、展示室の天井ガラス板が一部落下するなどの被害を受けた金沢21世紀美術館。一時休館を経て同年6月に全面再開し、今後、大規模改修作業を予定していることが明らかになっていた。

2027年度に予定されている大規模改修は、老朽化や地震による被害の復旧のため。建物の修繕、空調や電気設備の更新などを行う。

2004年に開館した金沢21世紀美術館は、2023年度には197万を超える来館者を記録。昨年で開館20周年を迎えた。妹島和世+西沢立衛 / SANAAの設計による円形の建築や、レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》などの常設展も人気を博し、観光スポットとしても国内外から多くの来場者を集めている。

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