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「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語―夢の楽園」展

原美術館(東京)
終了しました

アーティスト

ヘンリー ダーガー
ヘンリー  ダーガー(1892〜1973)は、両親との早すぎる死別、知的障害という診断と施設への収容などを経て、青年期から81歳で亡くなるまでの間、完全な孤独の中で、膨大な量の物語と絵画を制作しました。人目に触れることもなく描きためられた作品群は、家主であり、自身も芸術家としてシカゴにおけるニュー バウハウスの中心的存在の一人であったネイサンラーナーに託され、その慧眼により、没後の損失を免れることになります。専門家による調査研究の機会を得て、現在、ダーガーの作品はアウトサイダー アートの専門館に収蔵されると同時に、展覧会が世界の主要な美術館へ巡回されるなど、近年ますます関心の高まるところとなっています。

本展は、ラーナー コレクションの中から、大作「The Battle of Calverhine」や自作の物語を描いた絵画15点(注1)、および想像上の王国の旗や架空の生き物を描いた小品約30点を選んで構成するもので、その多くが日本初公開となります。さらに、生前の孤独な暮らしぶりを伝える部屋を写真で紹介、また、生前には家主として精神的に支え、没後にはその才能を世に知らしめることに尽力したネイサン ラーナーの制作の一端も交え、孤高の表現者ダーガーの生きた軌跡を辿り、その内面に迫ります。ダーガーの作品は、戦争、平和、差別や命の尊さといった、まさに日本の現代社会が抱えるさまざまな問題を内包しています。本展は、その知られざる表現世界の紹介を通して、生きることの意味や芸術の役割について、改めて考える機会としたいと考えます。 

(注1:24イメージ、一部作品は両面に描かれています。)

ギャラリーガイド
日・祝日には当館学芸員によるギャラリーガイドを行います
(14:30より30分程度)

【画像:Henry Darger; Copyright: Kiyoko Lerner】

スケジュール

2007年4月14日(土)〜2007年7月16日(月)

開館情報

時間
11:0017:00
水曜日は20:00まで
休館日
月曜日
月曜日。 月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌平日休館、年末年始(12/28-1/4)休館
入場料一般 1100円、大学生・高校生 700円、中学生・小学生 500円
会場原美術館(東京)
http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/
住所〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
アクセス京急線北品川駅より徒歩8分、JR品川駅高輪口より徒歩15分、JR品川駅高輪口より都営バス「御殿山」下車徒歩4分
電話番号03-3445-0651
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