テート・モダンによる大規模展覧会が台湾・高雄市立美術館で6月開催。ホックニーやリヒター、杉本博司ら35人のアーティストを紹介

ロンドンのテート・モダンが企画した展覧会「瞬間をとらえる： 絵画と写真の旅（Capturing the Moment: A Journey Through Painting and Photography）」が台湾・高雄市立美術館で6月29日から11月17日まで開催する。必見の展覧会として高く評価された同展はテート・モダンで会期が10ヶ月延長、4月28日の閉幕後台湾に巡回する。

高雄台湾文化部、高雄市政府、YAGEO基金会（國巨文教基金會）の協力のもと、パブロ・ピカソ、ピーター・ドイグ、フランシス・ベーコン、アンディ・ウォーホル、デイヴィッド・ホックニー、アンドレアス・グルスキーなど、35人のペインターや写真家の50点以上の作品が紹介される。

また、2024年は高雄市立美術館設立30周年にあたり、チェン・チーマイ（陳其邁）高雄市長は、30歳の入場者の入館料を無料とする特別キャンペーンを発表した。近近現代美術コレクションを有する組織としては現在世界で4番目に大きいYAGEO財団会長のピエール・チェン（Pierre Chen）は、「高雄で生まれた者として、台湾のアートコレクションを国際的に紹介するするでいっぽうで、このような高水準の国際展を高雄に紹介する責任を感じている」と語った。

今年、台湾でもっとも見逃せない展覧会のひとつになりそうだ。