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[画像: 宮川香山《高浮彫河骨亀翡翠花瓶》明治時代前期、横山美術館蔵]

「横山美術館名品展 明治・大正の輸出陶磁器 技巧から意匠へ」

平塚市美術館
終了しました
このたび、平塚市美術館では「横山美術館名品展 明治・大正の輸出陶磁器 技巧から意匠へ」を開催いたします。
明治時代には、政府が推進する殖産興業、輸出振興政策により、日本の陶磁器が欧米を中心に積極的に輸出されるようになりました。その背景には、日本の陶磁器が19世紀後半から欧米でたびたび開催された万国博覧会において高い評価を得ていたことが挙げられます。

欧米の人々の好みにあうよう制作された東洋的なモチーフと精緻な技巧を備えた絢爛豪華な陶磁器は、ジャポニスムの気運を高めるとともに欧米のやきものと相互に影響しあいながら、後のアール・ヌーヴォー、アール・デコへと展開する端緒となりました。

神奈川県内でも、1859(安政6)年の横浜開港により、従来、窯がなかった横浜で陶器生産がはじまり、京都から移り住んだ宮川香山(みやがわこうざん、1842-1916)が眞葛焼(まくずやき)を試みて好評を博しました。香山の技巧を凝らした陶器からは、全力を尽くして世界に挑戦していた明治の陶工の気概が見て取れます。ほかにも素地を産地から取り寄せて横浜で上絵付を施す工場が多数でき、輸出港ならではの賑わいをみせました。

本展は、輸出陶磁器の全盛期である明治時代前半に海外へ輸出された日本各地の陶磁器の里帰り品を皮切りに、明治30年代以降のアール・ヌーヴォー、アール・デコに代表される新しい意匠やデザインを取り入れた作品を、横山美術館の名品約140点によりご紹介するものです。

スケジュール

2023年10月7日(土)〜2023年11月26日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
10月9日は開館
10月10日は休館
入場料一般 900円、大学生・高校生 500円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00033.html
会場平塚市美術館
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
住所〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
アクセスJR東海道線平塚駅北口より徒歩約20分、JR平塚駅北口より神奈川中央交通バス「美術館入り口」下車、小田急小田原線伊勢柄駅南口より神奈川中央交通バス「美術館入り口」下車
電話番号0463-35-2111
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