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「絵画のなかにいる天使をさがしながら」
「絵画のなかにいる天使をさがしながら」
東京アートミュージアム
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6月29日終了
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アーティスト
Klaus Pfeiffer、Roberto Matta、深尾庄介、鬼頭曄、白根光夫、Jan Voss、岸田淳平、坂口登、堀浩哉、吉永裕、菊地敏直、Christian Rothmann、中津川浩章、Gastón de Gyves、Klaus Killisch
クラウス・ファイファールの描く天使は、中空に張られたロープのうえに、慎重に左足を下ろそうとする姿で描かれています。飛ぶことを禁止されたかのように、羽根と手首とが結びつけられているためですが、その眼は遥か遠くを見通すことはできず、自身の足元に向けられています。
美術が宗教を離れて以降、天使を描く意味も変化しました。もっとも有名なのはパウル・クレーの描いた天使ですが、それはヴァルター・ベンヤミンに「歴史哲学テーゼ」を書かせ、ヴィム・ヴェンダースに映画「ベルリン・天使の詩」をつくらせることになります。ファイファールの天使も、おそらくは、クレーの天使の系譜にあるのでしょう。
しかし、それぞれの天使が伝えるものは異なります。戦争に向かう破局的状況のなかで無力さを噛みしめるベンヤミンの天使、冷戦時代のおわるときに人間社会へと降りてくるヴェンダースの天使、そして、新たな秩序のなかで未来を見通せずにとまどっているファイファールの天使。このファイファールの天使は1989年以降(ポスト冷戦時代)の世界を生きる私たちの姿とつながっているようです。競争原理がむき出しになった世界で、そこから一歩引き下がって、自分の居場所を確かめようとする姿にです。
本展の出品作品からは、共通して、そのような天使の姿を感じることができるように思われます。直接には描かれないとしても、絵画のうちにそうした天使を住まわせているように感じられるのです。それらは、私たちを超越するようにあるのでも、声高に主張を述べるのでもありません。先の見通せない時代を生きる私たちに寄り添うように、慎ましくたたずんでいるのです。
この展覧会で、絵画のなかにいる天使を探しながら、私たちの生きる時代についてもう一度考えてみませんか。
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スケジュール
開催中
2025年4月5日(土)〜2025年6月29日(日)
あと73日
開館情報
時間
11:00 〜 18:30
休館日
月曜日、火曜日、水曜日
入場料
一般 500円、大学生・高校生 400円、中学生・小学生 300円
会場
東京アートミュージアム
http://www.tokyoartmuseum.com/
住所
〒182-0002 東京都調布市仙川町1-25-1
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アクセス
京王線仙川駅より徒歩3分
電話番号
03-3305-8686
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