「牛馬は何を語るのか?」

神田日勝記念美術館
4月13日終了
1945年(昭和20年)8月、空襲で焼け野原となった東京・練馬を逃れ、神田日勝[1937-1970]は家族とともに北海道・鹿追に渡ってきました。鹿追到着後まもなく敗戦の報を聞き、疎開の目的を失った神田家は、しかし、開拓農家としてここで生きる道を選びます。日勝が7歳のときのことでした。

幼いころから絵を描くのが好きで、のちに芸術大学に進んだ兄の手ほどきで油絵を始めた日勝は、中学卒業後に家業の農業を継ぎます。しかし、農作業や搾乳作業に従事する傍ら絵を描き続け、32歳という若さで亡くなりました。
その短い画業を通じて、主に自分の生活に根差したものを画題に選びましたが、中でも頻繁に画面に登場したのが、神田家が開拓農家を始めたころから生活を共にしてきた「牛馬」でした。牛馬といっても、その描かれ方はそれぞれです。農耕馬、乳牛、亡骸、風景に溶け込む牛馬、そして半身の馬……。

本展では、それら神田日勝が描いた「牛馬」に注目します。様々な描かれ方をされてきた「牛馬」たちが、われわれ見る者へ「何を」「語って」いるのか、ご覧いただければ幸いです。

スケジュール

開催中

2024年12月11日(水)〜2025年4月13日(日)あと28日

開館情報

時間
10:00 〜 17:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館
年末年始休館(12月28日〜1月3日)、1月14日、2月12日、2月25日、3月21日は休館
入場料一般 530円、高校生 320円、中学生・小学生 210円・障害者手帳提示 無料
展覧会URLhttps://kandanissho.com/exhibition/exhibition-2693/
会場神田日勝記念美術館
http://kandanissho.com
住所〒081-0292 北海道河東郡鹿追町東町3-2
アクセスJR根室本線・石勝線新得駅より拓殖バス(53系統)30分「神田日勝記念美術館前」下車徒歩1分
電話番号0156-66-1555
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