「ヴァルヤ・ラヴァーター:Warja Lavater 記号でめぐるおとぎ話」

うらわ美術館
4月19日開始

アーティスト

ヴァルヤ・ラヴァーター
当館の「本をめぐるアート」コレクションより、これまで紹介する機会の少なかったスイスのアーティスト、ヴァルヤ・ラヴァーター(Warja Lavater/1913-2007)の作品を紹介します。彼女は、文字ではなく記号でおとぎ話を紡ぐ手法によって、絵本というメディアの可能性を広げました。

ラヴァーターはスイスで生まれ、グラフィック・デザイナーとしてキャリアを重ねます。そして1958年に訪れたニューヨークで、大勢の人が信号に従って動く記号化された都市の風景と、パタパタと折りたためる蛇腹式の本に出会いました。1962年にニューヨーク近代美術館ジュニア・カウンシルから最初の蛇腹折り絵本『ウィリアム・テル』を出版して以降、『赤ずきん』『シンデレラ』等有名なおとぎ話の登場人物を抽象的なかたちに置き換える独自のスタイルで、30年以上にわたり数多くの絵本を手掛けました。

ラヴァーター作品の最大の魅力は、記号が繰り広げる豊かな物語の世界と、蛇腹折りの絵本から生み出される空間の広がりではないでしょうか。本展では、ラヴァーターによる絵本を紹介するとともに、出版にも力を注いだパリのマーグ画廊等から挑戦的な絵本が生み出された背景や、世界のおとぎ話を題材に繰り広げられるラヴァーターの作品世界についても思いを巡らせます。さらに当館の「本をめぐるアート」コレクションの中から、ラヴァーターと同時代の作品やおとぎ話をモチーフにした作品も交えて紹介します。

スケジュール

2025年4月19日(土)〜2025年6月15日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
金曜日・土曜日は20:00まで
休館日
月曜日
5月5日は開館
5月7日は休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.city.saitama.lg.jp/urawa-art-museum/exhibition/upcoming/p119556.html
会場うらわ美術館
http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/
住所〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ 3F
アクセスJR宇都宮線・湘南新宿ライン・京浜東北線浦和駅西口より徒歩8分、JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩18分
電話番号048-827-3215

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