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「磯江 毅 TSUYOSHI ISOE」
終了した展覧会・イベントです
[画像: 磯江毅「Bodegón」1993年 板に油彩 70.0 × 92.0 cm]
「磯江 毅 TSUYOSHI ISOE」
ギャラリー石榴 南青山ルーム
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アーティスト
磯江毅
この度、ギャラリー石榴では長野と東京、2会場にて企画展「磯江 毅 TSUYOSHI ISOE」を開催いたします。
透徹した眼差しと高い描写力によって、生死を内包したかのような、深い精神性を感じさせる磯江毅の絵画。本展は、30余年の画業の前半戦、 20代から30代までの作品による展覧会です。出展作は、グスタボ・イソエをアーティスト・ネームとし、本格的にマドリードで発表を始めた20代中頃の自画像ドローイング。モデルを前に繰り返した人体素描。そして、「台所の物」を意味し、17世紀以降スペインで描かれてきた静物画=Bodegón(ボデゴン)を踏襲した油彩3点ほか。このほどスペインから帰還した作品を中心に、日本では未発表の作品を含む計7点を展覧いたします。
磯江は高校卒業後に、西洋絵画史の重要な舞台であるマドリードへ渡り、スペイン・アカデミズムデッサンを学びながら、プラド美術館でデューラーやフランドル派絵画の模写に没頭し、人体デッサンに明け暮れる青年時代を過ごしました。そして画家としてのデビュー後も、さらなる研鑽と進化をつづけ、モノの細部へと深く入り込んでいくかのような、独自の造形言語を確立していきます。本展の出品作も、そうして磯江が現地の美術界で存在感を発揮していく時期と重なります。
磯江が53歳で他界してから17年。画家が去ったのちも、すぐれた絵画の生きる時間は、鑑賞者によって更新され続けていきます。「表現するのは、自分ではなく、対象物自体である」。のちに50歳で開催した個展のカタログで、画家はこのように述べ、自らの写実表現を「角膜に受動的に映る映像を根気よく映す行為ではなく、空間と物の存在の中から摂理を見出す仕事」と定義づけています。一貫して「見るということ」の深淵に立ち続けた画家が、晩年に至った境地。本展が、その高みに達するまでの道程を追想する機会となれば幸いです。
[関連イベント]
画家・諏訪敦トーク
日時: 2024年3月23日(土) 15:00〜
場所: ギャラリー石榴 松本(長野県松本市筑摩2-17-10)
参加費: 無料
定員: 30名 [事前申込制]
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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スケジュール
2024年4月5日(金)〜2024年4月20日(土)
開館情報
時間
13:00 〜 18:00
休館日
月曜日、火曜日
入場料
無料
会場
ギャラリー石榴 南青山ルーム
http://www.g-sekiryu.com/
住所
〒107-0062 東京都港区南青山1-11-39 1139南青山 2F
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アクセス
東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線青山一丁目駅3番出口より徒歩4分
電話番号
03-6438-9690
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