畠山孝一《潯蒼》1992年 寄託(陸前高田市立博物館蔵)

「コレクション展 特集:救出された絵画たち ー陸前高田へ、まもなく帰郷(後編)ー」

岩手県立美術館
4月20日終了
岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、季節ごとに年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。

第4期の特集では、第3期に引き続き、2011(平成23)年3月の東日本大震災で被災した陸前高田市立博物館の美術作品を展示します。
震災直後の文化財レスキュー活動により救出された同館の美術作品は、盛岡市内で汚泥やカビを除去する応急処置が施された後、現地での受け入れ体制が整うまで、当館で保管することとなりました。その後、2013(平成25)年から2022(令和4)年にかけて、専門家たちによる修復作業が順に進められ、修復の完了した作品のうち書や鋳金作品は博物館に返還。絵画や版画の多くは引き続き当館で保管しています。

当館では、2012(平成24)年度と2019(令和元)年度の特集で被災作品を展示し、レスキュー活動や修復作業の経過を報告しました。このたび、全ての作品が陸前高田へ返還される見通しとなり、今年度の特集展示は、当館コレクション展で作品をまとめてご紹介する最後の機会となります。後編となる第4期では、陸前高田市立博物館の美術コレクションの中核となる3人の洋画家、畠山三朗(はたけやま・さぶろう)、畠山孝一(はたけやま・こういち)、行木正義(なめき・まさよし)の大作計20点を展示します。

当館コレクションを展示したコーナーでは、佐藤一枝(さとう・かずえ)や宇田義久(うだ・よしひさ)など、現在岩手県内を拠点に制作活動を展開している作家たち、また、白石隆一(しらいし・りゅういち)や吉川保正(きっかわ・やすまさ)ら沿岸地域ゆかりの作家たちの作品をご覧いただきます。

スケジュール

開催中

2025年1月25日(土)〜2025年4月20日(日)あと33日

開館情報

時間
9:3018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 460円、大学生 350円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.ima.or.jp/exhibition/collection/2024_4nd.html
会場岩手県立美術館
http://www.ima.or.jp/
住所〒020-0866 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
アクセスJR東北本線・山田線・田沢湖線盛岡駅西口より徒歩20分、JR盛岡駅東口より岩手県交通盛南ループ200バス「県立美術館前」下車
電話番号019-658-1711
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