終了した展覧会・イベントです

「源氏物語とみやび」

佐野市立吉澤記念美術館
終了しました
吉澤コレクションと朝日森天満宮(佐野市)の宝物で構成し、「源氏物語」をはじめとする王朝文学、舞楽など王朝文化の「みやび」を絵画と工芸でお楽しみしただく展覧会です。

日本美術を華やかに彩ってきた王朝文化の美意識に触れ、佐野の中世~近代絵画と工芸の優品を一堂にご覧いただける貴重な機会です。ぜひご観覧ください。

展覧会はおもに次の3つのパートで構成します。最初に、朝日森〔あさひもり〕天満宮(佐野市)の絵画をご紹介します。例幣使〔れいへいし〕街道と日光脇往還〔わきおうかん〕が合流する重要な宿場町、「天明宿」〔てんみょうしゅく〕の鎮守である同社には、天神様(菅原道真公)を描いた絵画や和歌短冊、絵巻物などが奉納されてきました。同社の宝物群からは、佐野へ「みやび」なものたちが運ばれてきた様子を知ることができます。本展では、室町時代から近代にかけて変化する天神像や、華やかな絵巻物をえりすぐってご紹介します。

次に、源氏物語シリーズに取り組む截金〔きりかね〕ガラス作家・山本茜の作品7点を展示します。新収蔵品を含む当館収蔵品すべてが揃う初めての機会となります。人物を描かずに、しかし鮮烈に表現される源氏物語や古典文学のイメージをご堪能ください。

最後に、吉澤コレクションや市内所在の「やまと絵」をご覧いただきます。長大で登場人物の多い「源氏物語」は、どの場面をどのように描くのか、さまざまな工夫がなされてきました。また、王朝儀礼や歴史上の人物を正確に再現するために、研究が重ねられてきました。江戸から近代の、目にも美しい多彩な取り組みをぜひお楽しみください。

この展覧会は令和3年(2021)に開催するもコロナウイルス感染対策のため19日間で終了した「みやび」展をもとに、作品を増補した「パワーアップバージョン」です。

なお会期末には当館の代表的所蔵品である伊藤若冲《菜蟲譜》(重要文化財)の期間限定公開を行います。

スケジュール

2024年11月2日(土)〜2024年12月15日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は開館)
入場料一般 520円、大学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.city.sano.lg.jp/sp/yoshizawakinembijutsukan/2/1_5/23683.html
会場佐野市立吉澤記念美術館
https://www.city.sano.lg.jp/sp/yoshizawakinembijutsukan/
住所〒327-0501 栃木県佐野市葛生東1-14-30
アクセス東武佐野線葛生駅より徒歩7分
電話番号0283-86-2008
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