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「細密工芸の華 掛川市二の丸美術館コレクションと小川家コレクション」

小山市立車屋美術館
終了しました
日本で古来より受け継がれて発展した各種工芸の技が頂点に達したのが、江戸時代末期から明治時代です。木、漆、金属、陶磁器など様々な素材で目を見張るような精緻な細工をし、趣のあるデザインを追求した当時の細密工芸品は、古今東西の多くの人々に愛され、尊ばれて、数多くが現代まで残されています。

中でもたばこ道具は、蒔絵、金工、牙彫など多様な工芸技術が盛りこまれた総合芸術品と言われます。町人文化が栄えた江戸時代後期、たばこは大人のたしなみとして人気が高まり、豪商だけでなく一般人も贅を凝らしたたばこ道具を求め、金唐革(きんからかわ)や羅紗(らしゃ)など希少な素材を使ったたばこ入れ、それに相応しい根付、きせるなどが名工によって作られました。明治時代以降は実用品から鑑賞用へと目的は変化しましたが、熟練した技を凝らし丁寧に作られた作品は、現代にいたって美術的価値が見直されています。

掛川市二の丸美術館(静岡県)では、江戸時代以降の様々な工芸品を2,300点以上収蔵しており、特にたばこ道具において、実用と装飾を兼ね備え多彩な意匠と細密な技巧がこらされた貴重な作品がそろっています。本展では、たばこ入れ、きせる、きせる筒、たばこ盆のほか、懐紙入れ、櫛・かんざしなど約130点を展示します。あわせて、小山の元豪商小川家の所蔵品より、幕末から明治時代の漆工芸家 柴田是真(しばたぜしん)(1807~91)の作と伝わる蒔絵椀や絵画、 約15点をご紹介します。伝統が育んだ超絶技巧と美意識や遊び心に満ちた細密工芸の素晴らしさをお楽しみください。

[関連イベント]
1. ワークショップ「キッチンリトグラフ」
講師: 齋藤 千明 氏(版画家、白鷗大学教育学部教授)
日時: 7月23日(日)14:00〜16:00
会場: 小山市立博物館
定員: 12名(小・中学生、義務教育学校生対象)
参加費: 500円
2. 学芸員によるギャラリートーク
日時: 8月13日(日)、8月27日(日)、9月17日(日)14:00~(30分程度)
会場: 企画展示室 ※申込不要、当日観覧券は必要
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2023年7月22日(土)〜2023年9月24日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
7月28日、8月25日、9月19日、9月22日は休館
9月18日は開館
入場料一般 400円、大学生・高校生 250円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.city.oyama.tochigi.jp/site/kurumayamuseum/274080.html
会場小山市立車屋美術館
http://www.city.oyama.tochigi.jp/site/kurumayamuseum/
住所〒329-0214 栃木県小山市乙女3-10-34
アクセスJR宇都宮線間々田駅西口より徒歩5分
電話番号0285-41-0968
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