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「知のアトラス―宇宙をめぐる教会と科学の歴史」

西南学院大学博物館
終了しました
去る2023年は、地動説を提唱した学者、コペルニクスの生誕550周年であった。「コペルニクス的転回」という言葉が示すように、旧来の天動説から地動説への宇宙像の転換は、ヨーロッパ人が信奉してきた世界を、大きく揺るがすものであった。

アリストテレスの自然学とプトレマイオスの天文学とを基調とし、地球を宇宙の中心とした天動説は、聖書釈義と結びつき、教会によって支持されるに至った。実証主義の時代には天体観測に基づき、天動説に疑義が呈されるようになる。教会は一部の地動説学者の書を禁書とし、宗教裁判を行ったことから、近代では教会あるいは宗教と科学は、相反するものと見做されている。

教会の歴史において科学的探究や実証主義は徹底的に排斥されたかというと、そうではない。むしろ神学において自然は聖書と同じく、神の啓示を記した書物とみなす伝統が存在しており、自ら自然学的研究を行う聖職者も存在したのである。
キリスト教世界において、大宇宙と小宇宙(人体)の探究はどのように行われてきたのか。本展覧会では、地図、星図、解剖図を中心にして、その歴史を展観する。

スケジュール

2024年10月21日(月)〜2024年12月14日(土)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
日曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://www.seinan-gu.ac.jp/museum/special-exhibition/index.html#tokuten
会場西南学院大学博物館
http://www.seinan-gu.ac.jp/museum/
住所〒814-8511 福岡県福岡市早良区西新3-13-1
アクセス地下鉄空港線西新駅3番出口より徒歩3分
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