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[画像: 白髪一雄「作品」1961 年、当館蔵(大橋コレクション) ]

「絵画のたのしみ 奈良県立美術館所蔵名品展《冬》」

奈良県立美術館
終了しました

アーティスト

白髪一雄、田中敦子、桂ゆき、小野具定
奈良県立美術館はこれまで吉川コレクション・由良コレクションといった特色ある個人コレクションを多数ご寄贈いただいてきました。今回は、1950~70年代の前衛絵画を収集した大橋コレクションを中心に展覧いたします。

《好きなもの》を集めてコレクションする対象は美術に限らずいろいろありますが、見る人によっては「これはちょっとわからない」という抽象絵画・前衛美術を好んで集めるコレクターもいます。関西の実業家で化学者であった大橋嘉一(1896-1978)はまさにそんな一人です。本展では、一人のコレクターによる《絵画を見るたのしみ》と《絵画を集めるたのしみ》を感じていただきながら、第二次世界大戦を経て大きく変容していく1950~60年代美術の一端に触れていただくものです。

大橋氏は創業者・経営者(大橋化学工業株式会社)として活躍するかたわら、1950年代後半から1970年代初めにかけて日本の現代美術を積極的に収集しました。一方、1953年に東京藝術大学へ寄附をして「大橋賞」を設置し、画家を目指す学生の支援も行うなど、コレクターとしてもパトロンとしても日本の美術を支えました。日本を代表する美術批評家の一人、針生一郎も著書の中で「見識と信念をもったコレクター」として大橋嘉一を紹介しています。約2,000点のコレクションは、遺族のご好意により奈良県立美術館、大阪の国立国際美術館、そして氏の母校である京都工芸繊維大学に分割して寄贈され、当館では500点余りを収蔵しています。今回はその中から選んだ約100点に、それ以外の当館所蔵品も少し加え、下記の構成で展示いたします。

[関連イベント]
1. 講演会「白髪一雄と関西の前衛」
日時: 12月11日(日)14:00〜
会場: レクチャールーム
定員: 先着 50名(当日13:00より当館受付にて整理券を配布します)
講師: 平井章一氏(関西大学教授)
2. ギャラリートーク
担当: 当館学芸員
日時: 12月3日(土)、24日(土)いずれも14:00〜
会場: 展示室
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年11月26日(土)〜2022年12月25日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始・展示替期間は休館
入場料一般 400円、大学生・高校生 250円、中学生・小学生 150円、65歳以上・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場奈良県立美術館
http://www.pref.nara.jp/11842.htm
住所〒630-8213 奈良県奈良市登大路町10-6
アクセス近鉄線奈良駅1番出口より徒歩5分、JR奈良駅東口より奈良交通バス「県庁前」下車徒歩2分
電話番号0742-23-3968
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