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「彫刻園シンポジウム『近代彫刻の石膏原型の保存修復を考える』」

井の頭自然文化園
終了しました

アーティスト

神尾玲子、黒川弘毅、髙橋裕二
近年、高度経済成長時代に寄贈された個人コレクションの保存修復が問題になっています。通常所蔵品の貸し借りは、展覧会テーマに添った美術史や美学的な基準によって選択されるものです。ブロンズと石膏像どちらが重要かは芸術家によって異なるため、個別の作家研究をもとに判断されます。

しかしながら、戦前の展覧会作品はもっぱら石膏で、太平洋戦争中の金属供出を免れた現存する近代塑造は石膏像が多数であるのにも関わらず、ブロンズは戦後の没後鋳造もあり、どちらが物質的に真正なものか検証されることもあまりありませんでした。展示は安全のためブロンズが選択され、石膏原型は修復してまで保存するものか検証が保留されがちです。

本シンポジウムはこのような公共の石膏原型コレクションを修復した修復家と、実際の美術館現場での保存展示にあたっている学芸員を集めて意見交換を行います。行政と専門家による適切な役割分担によって運用された実例を提示しつつ、これからの近代彫刻の石膏原型の保存展示の可能性について問題提起します。

場所: 動物園(本園)資料館2階 集会室
※Zoomでのオンライン配信もおこないます。
対象: 小学校高学年以上
※美術の専門的な内容を含みます。
定員: 40名(オンライン参加の定員は100名)
※事前申込制(先着順)

スケジュール

2024年2月23日(金)

開館情報

時間
13:3015:30
入場料無料
展覧会URLhttps://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=ino&link_num=28374
会場井の頭自然文化園
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/
住所〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1-17-6
アクセスJR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅中央口より徒歩12分、京王井の頭線井の頭公園駅より徒歩15分
電話番号0422-46-1100

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