木下令子 + 中田さつき 「『Big sleep』 curated by 今井俊介」

Masumi Sasaki Gallery
4月19日開始

アーティスト

木下令子、中田さつき
この度、MASUMI SASAKI GALLERYでは、4月19日(土)より「Big sleep」 curated by 今井俊介を開催します。本展覧会は現在のアートの動向を知ることを目的として、気鋭のアーティストおよび美術関係者をキュレーターとして迎える展覧会シリーズです。

初回のキュレーションを務める今井俊介は、アートのみならずデザインの要素も取り入れながら鮮やかな抽象絵画を描くアーティストで、近年は東京オペラシティアートギャラリーや丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で大規模な個展を開催するなど、国内外で活躍を続けています。独自の感覚で自身の作品を制作するかたわら、大量の展覧会鑑賞を通じてアートについての思索を続ける今井は、木下令子と中田さつきによる作品を展示し、「時間」と作品との関係に光を当てます。

木下令子は布のドレープや紙の皺や折り目にスプレーガンを用いて着彩する作品や、日常の光で印画紙を感光させて色彩を生み出す作品などを制作します。素材の性質に拠って制作されるそれらの作品は、木下が選択する素材の特性と、移りゆく時間の経過とを明らかにします。中田さつきは武蔵野美術大学油絵学科を卒業後、2018年に同大学院を修了しました。隣人の死に感じた死のリアリティを元に作品を描き続けている中田は、死と向き合う人物や動物、主人が死んだ後に残され育ち続ける植物の様子などを幻想的かつ内省的に描き出します。

二人の作品を見つめるうちに「Big sleep」(大いなる眠り・永続する時間)という言葉が思い浮かんだと今井が語るように、木下は穏やかに素材に関与して時間を留めることで、中田は死後の場面を醒めた目線で想い描くことで、時間を作中にとりあげます。今井俊介氏がキュレーションを手掛ける本展覧会は、現代のアーティストが時間という概念をどのように作品に取り入れるのか、という芸術を鑑賞する際の一つの視座を鑑賞者に提供します。

スケジュール

2025年4月19日(土)〜2025年5月10日(土)

開館情報

時間
14:0019:00
休館日
日曜日、月曜日、火曜日
火曜日は事前予約制
4月29日・5月3日は開廊
入場料無料
会場Masumi Sasaki Gallery
https://art-reason.com/
住所〒135-0007 東京都江東区新大橋3-17-10
アクセス都営新宿線・大江戸線森下駅A2出口より徒歩3分
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