ピーター・マクドナルド 「『Cocktails』 ヨッヘン・ホルツのガラス作品と共に」

GALLERY SIDE 2
10月12日終了

アーティスト

ピーター・マクドナルド
空港、ビーチ、美術館、街角のショップ、ジムなど現代生活の様々な場面を描いてきたピーター・マクドナルド。

アクリルグアッシュの意外性のある色の組み合わせを使いながら、頭の大きな人物たちがユーモラスに日常を徘徊します。色の重なり合う部分はコミュニケーションを象徴し、絵の具を配合して透明感を出しています。また先駆的なアーティストが登場する作品はカラフルで既知に富み、2008年のジョン・ムーア絵画賞(John Moores Prize)受賞作「フォンタナ」は、ルチオ・フォンタナがキャンバスに刃を立てる姿を、その後、車椅子のアンリ・マチスのコラージュ制作風景なども描いています。全ての作品は人生への讃歌(celebration of life)だとマクドナルドは言います。ドーナッツや靴下、水着や壁にかかる抽象の画中画、日々の喜びを彩る細やかなデティールも見どころです。

2021年には、コロナ禍の中、個展「Sampo / 散歩」 を開催しました。兼平彦太郎氏のキュレーションで、表参道のvoid+と西麻布SIDE 2の2画廊、カフェbuik, ワインレストランplate tokyo, ミニャルディーズUn Grain, 書店ユトレヒトを巡る展示です。難しい時期に外を歩き、少しでも明るい気持ちに、また自分の時間を豊かにすることを試みました。東京で11年ぶりの個展でした。

今回の「カクテルズ(Cocktails)」で出展される作品は2022-2024年に描かれたものです。ハガキサイズから40cmくらいまでの小さなキャンバスを15点、ドローイングを12点、そして新作のリトグラフを5点展示します。リトグラフはバルセロナの歴史ある工房 Poligrafa Obra Grafica https://poligrafa.net/en で制作されたものです。

「Together」「House Party」「New Friend」といった作品のタイトルからは、今やっと集い、会話し、楽しむことができることを思わせます。友人であるロンドン在住のガラス作家ヨッヘン・ホルツを招いて、カクテル・グラスやピッチャーも展示します。ホルツのユニークなガラスは日本でも以前より販売されていますが、今回はピーター・マクドナルドとの展覧会のために制作した新作となります。

ピーター・マクドナルド独特の色と形、そしてヨッヘン・ホルツの輝くガラスを見ていただければ幸いです。

スケジュール

開催中

2024年9月5日(木)〜2024年10月12日(土)あと28日

開館情報

時間
13:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場GALLERY SIDE 2
https://www.galleryside2.net/
住所〒106-0032 東京都港区六本木 7-3-25 1F
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩6分、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅8番出口より徒歩7分
電話番号03-6447-1422
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