「パウロ・デ・カントス:8+1=1 教育学理論のデザイナー」

プリントギャラリー
5月19日終了

アーティスト

パウロ・デ・カントス
パウロ・デ・カントス(Paulo de Cantos 1892–1979)は、ポルトガルの教育者・アマチュアのタイポグラファで、20世紀初頭の教育改革運動の只中に身を投じ、​1920年から1960年にかけて、学習支援のための教科書を多数、独自に出版しました。本の構造にはじまり、言語・音声・視覚が交錯するタイポグラフィと図解を駆使し、合理主義と民俗性、科学と思考、そして言語に対する実験的な姿勢─独自の表記体系PAKやポルトガル語の速記文字の提案など、造形と並行して言語の構造にも介入していきました。
ただ、そうした経緯はともかく、一見して濃厚なレイアウトや、何かくすりとしてしまうような独特で奇妙な造形には、今なお謎めく解せない魅力があります。

一方、カントスの革新性は「エスタド・ノヴォ(1933-1974)」と呼ばれるポルトガルのファシズム体制下ではあまり受け入れられず、正規の教育制度からは距離を置かれる存在となっていきました。本展では、リスボンのデザインスタジオ「Barbara says...」が収集・調査してきたこともあり、近年再評価が進むカントスの思考と造形をたどります。カントスの作品集(発行:Barbara says...)、解説冊子、小さな蛇腹折の本などなどを販売予定。

スケジュール

開催中

2025年4月12日(土)〜2025年5月19日(月)あと22日

開館情報

時間
13:3020:00
休館日
火曜日、水曜日、木曜日
4月21日、  5月5日、  5月19日は開廊
4月14日、4月28日、5月12日は休廊
入場料無料
会場プリントギャラリー
https://www.printgallerytokyo.com/
住所〒160-0006 東京都新宿区舟町9-2 1F
アクセス東京メトロ丸の内線四谷三丁目駅2番出口より徒歩4分、都営新宿線曙橋駅A1番出口より徒歩6分
電話番号090-8779-4743
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