柳澤の代表作である「動物のことば」シリーズは、現地に度々取材に行き、福島の避難区域で置き去りにされた牛たちや、チェルノブイリで逞しく生きる動物たちに着想を得たものです。これらの作品は、離れた場所や時代で起こった悲劇を結びつけ、人類共通の課題として提示します。例えば、《動物のことば海の庭 I, II》は、ビキニ環礁の核実験を暗示し、《動物のことば 北緯72°90°》は、ウクライナ侵攻後の状況を抽象的に表現しています。これらの作品は、戦争や災害によって傷ついた自然や動物たちの姿を描きながら、観る者に深い感銘を与えます。
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