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「NOBODY OWNS ME」

アニエスベー ギャラリー ブティック(agnès b. galerie boutique)
終了しました

アーティスト

ギルバート&ジョージ、ジャン=ミシェル・バスキア、ダグラス・ゴードン、ジョナス・メカス、デイヴィッド・リンチ、日比野克彦、鈴木ヒラク、大山エンリコイサム
アニエスベーギャラリーブティックは、8月18日(金)から9月3日(日)まで、アニエスベーのアーティストTシャツコレクション展「Nobody Owns Me」を開催します。
1994年に始まったアニエスベーのアーティストTシャツは、他のコレクションから完全に独立したラインとして存在しています。きっかけはキューバに生まれ、アメリカで活動したアーティスト、フェリックス・ゴンザレス=トレス(1957-1996)からの提案でした。緑色の文字で「Nobody Owns Me(わたしは誰の所有物でもない)」と一文だけが背面に刻まれたTシャツは、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート(NY)で開催されたオークションのために、エディション入り100枚が特別に制作され、その収益金は同美術館に寄付されました。
1980年代以降、世界を席巻した新自由主義は、マイノリティに属するひとびとの人権に対する国家の支持を後退させ、アメリカ社会にも大きな影響を与えました。自身も移民で、同性愛者であり、そして当時は不治の病であったエイズと共に生きていたゴンザレス=トレスはこう言っています。「わたしたちの身体が国家によって規制されるなかで、わたしたちはどうやって私的なことを語れるのでしょうか。私的な所有物については話すことができるかもしれない」。アニエスベーとのコラボレーションで生まれたこのTシャツは、特定のイデオロギーが、その信念に合わない集団の自由を抑圧することに対するゴンザレス=トレスの抵抗の声明でした。
このTシャツに始まり今日までに、美術家、写真家、グラフィティアーティスト、ミュージシャン、映画監督、俳優、作家、詩人など、国籍、有名無名問わない300人以上のアーティストがこのT-shirts d’artistes!に参加し、Tシャツを支持体にそれぞれのアイデア、ジョーク、そして自分自身を自由に表現してきました。その全てがアート作品であると同時に生活の一部であり、一緒に眠り、使い古すことで愛着をより一層深め、使うことがなくなったら他の誰かの手に渡り、巡り巡っていくものだとアニエスベーは考えています。
本展では、ギルバート&ジョージ、ジャン=ミシェル・バスキア、ダグラス・ゴードン、ジョナス・メカス、デイヴィッド・リンチなど世界的に著名なアーティストから、日比野克彦、鈴木ヒラク、大山エンリコイサムといった日本人アーティスト、そして国籍も名前もわからないアーティストの作品まで、90年代、00年代の貴重なアーカイブを含む全80名以上のアーティストTシャツを関連作品や書籍と共に展示します。Tシャツというオリジナルなキャンバスに描かれるアート作品を是非ご高覧ください。

スケジュール

2023年8月18日(金)〜2023年9月3日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
会期中無休
入場料無料
会場アニエスベー ギャラリー ブティック(agnès b. galerie boutique)
https://www.agnesb.co.jp
住所〒107-0062 東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山 2F
アクセス東京メトロ千代田線・半蔵門線・銀座線表参道駅B1出口より徒歩4分
電話番号03-3406-6010
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