「Mon Cherie CoCo」

東京日仏学院
12月15日終了

アーティスト

榎本耕一、天野喜孝、藤田嗣治、首藤直輝、ジュリアン・チェカルディ、福永大介、花代、エルンスト・耀司・イエーガー、濱田泰彰、節子・クロソフスカ・ド・ローラ、マリー・ローランサン、ジョニー・ネグロン、アレクサンドラ・ノエル、西村有、ルイーズ・サルトル、出津京子
本展では、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本のアートシーンにおける交流と循環のダイナミズムを探求します。「ジャポニスム」とは、1872年にフランスの美術評論家であり熱心なコレクターでもあったフィリップ・ビュルティが初めて使った言葉で、西洋美術に対する日本の影響力の高まりを指しています。この現象は、絵画、装飾美術、挿絵、文学など、19世紀後半から20世紀初頭にかけて西洋が日本美術に与えた影響と同様に、多くの研究の対象となってきました。このような交流は、美術史だけでなく、ポップカルチャーやアンダーグラウンド、サブカルチャーとされる分野にも根づいています。それぞれの対話は、足し算、引き算、ミックスを生み、その結果は常に驚くほど新しく、解放されたものです。印象派の画家たちが日本美術を発見したとき、それを強力なインスピレーションの源とみなし、あまりにも長い間自分たちに重くのしかかっていたアカデミックな慣習から脱却する機会を得たように。歴史を通して交差するこうした対話は、アイデンティティ、時間性、社会構築の概念にも疑問を投げかけています。

『モンシェリCoCo』は、1971年に大和和紀の同名の漫画を原作とする、失われたテレビアニメで、パリで有名なファッションデザイナーになることを夢見る若い日本人女性の物語です。このテレビアニメは1972年に日本テレビ動画によって制作されましたが、プロデューサーの渡邉清の辞任によって悪化した財政問題によってシリーズは打ち切られ、現在はどのエピソードも公開されていません。理想化されたパリを描いたこのプロットは、今日のグローバルな視覚文化における交流の連続性を、ある種の軽快さと謙虚さをもって探求するこの展覧会の考察と呼応しています。

スケジュール

開催中

2024年10月29日(火)〜2024年12月15日(日)あと40日

開館情報

時間
11:0019:00
金曜日・日曜日は17:00まで
10月29日は18:30〜20:30
休館日
月曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://culture.institutfrancais.jp/event/exposition_moncheriecoco
会場東京日仏学院
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/
住所〒162-8415 東京都新宿区市ヶ谷船河原町15
アクセスJR総武線飯田橋駅西口より徒歩7分、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線飯田橋駅B3出口より徒歩7分、都営大江戸線牛込神楽坂駅A2出口より徒歩7分
電話番号03-5206-2500
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません