大塚茂吉「あわいのかたち」（しぶや黒田陶苑）

大塚茂吉「あわいのかたち」

明日から

アーティスト

大塚茂吉

1956年(昭和31)年に東京都に生まれる。1979年東京藝術大学美術学部日本画科卒業、及び1981年に同大学院美術研究科日本画専攻修了。1994年イタリアに渡り、G.バッラルディーニ国立陶芸学校でテラコッタの技法を習得する。1996年同校を卒業。以後、イタリア各市、パリ、ニューヨークをはじめ国内外で精力的に個展を開催している。主な展覧会に、「創と造」（東京美術倶楽部、東京・名古屋・京都・大阪・金沢）、「静寂なる振動」（ニアートギャラリー、イタリア、2016）、「土の姿」（益子陶芸美術館、栃木、2013）など。作品は、ヴィクトリア＆アルバート美術館（イギリス）、ファエンツァ国際陶磁美術館(イタリア)、東京国立近代美術館他、国内外に多数収蔵されている。

今回、大塚は物と物の間、事と事との時間的な間…といった重なりや交わる空間などを意味する「あわい」をテーマに制作された。本展では、ドイツの土と信楽の土を用いた茶碗、日本画の顔料・パステルによる絵画、陶土にランダムに1点ずつ穴をあけ象嵌による白点を施したテラコッタの陶彫作品を展観する。東京国際フォーラムにおいて開催されたアートフェア東京(3月7日(金)～9日(日)でも好評を博した作品の数々をこの機会に、是非ご高覧下さい。