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「スクワイア家の記憶 -ある英国人技術者の遺品から-」

国立歴史民俗博物館
終了しました
明治31年(1898)、イギリス人技術者ジョージ・スクワイア(1868-1930)が日本に招へいされました。日本の近代的製紙業が急速に発展し各地に工場が進出していた時代、ジョージは九州の小倉で操業していた千寿製紙の工場で工場管理一切を任され、小倉と東京の本社間を船で往復しながら、職工の訓練から給与支払いまで細かく目を配り、工場の運営に当たりました。

その後、リディア夫人と二人の幼い娘が合流しました。小倉で暮らしたおよそ3年間、リディア夫人は自宅で娘のマージョリーとドロシーを教育するかたわら、近隣の人たちに英語を教えるなど交流を深めます。

スクワイア夫妻は、小倉の森山國蔵写真館で定期的に姉妹の写真を撮りました。森山家の次男為蔵はリディア夫人から英語を学ぶなど両家は親しく交流し、それはスクワイア家がイギリスに帰国した後も長く続きました。

スクワイア家の日本時代の思い出の品は、1980年前後に姉妹がなくなった後、イギリスのダラム大学に寄贈されました。今回の展示では、20世紀初頭に日本で暮らしたイギリス人技術者一家の遺品を通して、彼らの日本での暮らしを垣間見ます。

なお、この特集展示は当館と調査研究に関する協力の覚書を結んでいるダラム大学との共同主催事業です。

スケジュール

2024年7月23日(火)〜2024年10月6日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
10月〜2月は9:30〜16:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌日休館
8月13日は開館
8月6日、9月3日、10月1日は休館
入場料一般 600円、大学生 250円、高校生以下・障がい者手帳提示と付き添い 無料
展覧会URLhttps://www.rekihaku.ac.jp/event/2024_exhibitions_tokushu_squ.html
会場国立歴史民俗博物館
https://www.rekihaku.ac.jp
住所〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117
アクセス京成本線京成佐倉駅南口より徒歩約15分、JR総武本線佐倉駅北口よりちばグリーンバス(田町車庫行き)「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館」下車
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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