千葉麻十佳は、2009年に東京藝術大学大学院彫刻専攻修了後、ベルリン大学に留学し、現在は北海道を拠点に活動している。2017年にドイツで個展を開催し、近年も日本各地の展覧会に参加している千葉だが、昨年の「清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE 「リアル」のゆくえ」(岐阜県美術館)でのビデオインスタレーションは記憶に新しい。
GALLERY KTO 新宿で開催される本個展では、「宇宙に浮かぶ恒星、爆発時に摂氏百万度を超える原子力、巨大な隕石」という「三つの「太陽」が折り重なって生まれる」作品が展示される。石をモチーフにしたオブジェや映像作品、そして太陽光で布にイメージを浮かび上がらせた平面作品などによって、千葉独自のインスタレーションが展開されている。
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