「レオ・レオーニと仲間たち」

刈谷市美術館
4月19日開始

アーティスト

レオ・レオーニ
小さなさかなのお話『スイミー』、青と黄の抽象的な形が織りなす物語『あおくんときいろちゃん』。これらは、刊行から60 年以上たってなお愛され続けるレオ・レオーニ(Leo Lionni 1910-1999) の絵本です。レオーニは、20 世紀のイタリアやアメリカにおいて、絵画、デザイン、絵本など多彩な分野で活躍しました。本展では、レオーニの生涯にわたる制作活動を辿るとともに、影響関係にあったアーティストたちを併せて紹介します。

1910 年にオランダで生まれ、幼少期から豊かなヨーロッパ文化を享受して成長したレオーニは、青年期にはイタリアでブルーノ・ムナーリ(Bruno Munari 1907-1998)をはじめとする多くのアーティストや文化人と交流し、影響を受け合いました。イタリアで差別的な人種法が制定されたことをきっかけに、ユダヤ系だったレオーニは1939 年にアメリカへ渡ります。アートディレクターとして活躍する一方、絵画の制作にも打ち込みます。後半生はイタリアとアメリカを往来しながら画家、彫刻家、そして絵本作家として多数の作品を生みだしました。ヨーロッパとアメリカ、コマーシャルアートとファインアート、さまざまな世界を越境して制作を続けたレオーニの活動の全貌を、20世紀の文化史の大きな流れの中から検証します。

本展の最終章では、30年以上におよぶレオーニの絵本づくりの軌跡を振り返ります。自己のアイデンティティ、平和な社会への思い、アーティストとしての自負など、レオーニが生涯考え続けたテーマが織り込まれた絵本の主人公たちは、まるでレオーニの分身のようです。絵本ごとに異なる多様な技法や描き方を、どうぞお楽しみください。

スケジュール

2025年4月19日(土)〜2025年6月15日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
5月5日は開館
5月7日は休館
入場料一般 1100円、学生 800円、中学生以下・障がい者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/1012720/1012723.html
会場刈谷市美術館
https://www.city.kariya.lg.jp/museum/index.html
住所〒448-0852 愛知県刈谷市住吉町4-5
アクセスJR東海道本線・名鉄三河線刈谷駅南口より徒歩10分、名鉄三河線刈谷市駅より徒歩13分
電話番号0566-23-1636
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