「滑稽にして洒脱-狂言装束の魅力-」

共立女子大学博物館
11月30日終了
狂言は、能の合間に行なわれる芸能で、軽妙さに特徴を持つものですが、その装束に注目すると、美意識の方向性において能装束との大きな違いが感じ取れます。唐織や金襴、縫い取り織などの紋織物の生地で仕立てられることが多い能装束とは対照的に、狂言装束においては、麻や平絹といった平面的な生地にもっぱら染で模様が平面的に表現される点を特徴として指摘できるでしょう。主に下級武士や庶民的な人々の日常的な出来事を軽妙な動きで描写する狂言は、そもそも出発点から芸能として表現しようとするものが能とは異なっているのです。特に素襖や長裃には型染によるしゃれた反復模様が多く見られ、また半袴と組み合わせて用いられる肩衣には、観客の意表をつくような大胆奇抜な模様や可笑しみを誘うような模様が多く見られます。

本展覧会では、表情豊かな狂言面と合わせて、洒脱な表現が心を和ませてくれる狂言装束を初めて展示いたします。

スケジュール

開催中

2024年9月30日(月)〜2024年11月30日(土)あと41日

開館情報

時間
10:0017:00
土曜日は13:00まで
10月13日、11月4日は17:00まで開館
休館日
日曜日
10月11日・14日~16日は休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.kyoritsu-wu.ac.jp/muse/news/detail.html?id=94
会場共立女子大学博物館
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/muse/
住所〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-1 共立女子学園2号館B1F
アクセス東京メトロ半蔵門線・都営三田線・新宿線神保町駅A8出口より徒歩1分、東京メトロ東西線竹橋駅1b出口より徒歩3分
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