新野洋 「Crystallization」

YOD Gallery(天王洲)
あと2日で開催

アーティスト

新野洋
YOD Gallery(東京・天王洲)では、2025年1⽉11⽇(⼟)より3⽉15⽇(⼟)まで、新野洋 個展「Crystallization」 を開催いたします。

新野は京都造形芸術⼤学(現・京都芸術⼤学)洋画科を卒業後、オーストリアに渡り、ウィーン美術アカデ ミーにて修⼠号を取得しました。現在は、京都南部の⾃然豊かな⼭間部のスタジオを拠点に活動しています。 本展は、新野による東京での初めての⼤規模個展となります。

新野は、⽣物がどのように⾃らの体をかたち作るのか、また⾃然の摂理を知りたいという好奇⼼から作品制 作を始め、⽇々の⾃然観察をもとに作品制作をし続けています。作品制作は、⾃然物の採取から始まり、型 取りや樹脂での複製を通じて、元の⽣物とは異なる「いきもの」を再構築していきます。こうして創出され る「いきもの」は、単なる架空の⽣物の制作ではなく、⾃然が⽣み出す形態の普遍性を探求し、⽣命の根源 的なかたちを顕在化させるための⾃然との対話です。また、⾃然の造形が凝縮され、かたちになったその「い きもの」は、採取した地域性を⾊濃く映し出すだけでなく、⼈の⼿ではつくりだせない記憶をも内包し、不 思議と命あるもののように感じるのです。

本展のタイトル「Crystallization」は、結晶化または具現化の意味を持ちます。原⼦や分⼦が規則的・周期 的に配列し、固体の結晶を形成する過程を指しています。雪の元となる⽔が気体・液体・個体とその形態を 変えるように、私たちの形質も常に変化を続けています。⽣命の循環において、死んだ命は新しい⽣命の糧 となり、別の形に姿を変えながら地球上を廻ります。その循環システムは、すべての⽣き物や現象に繋がり を⾒ることができます。

新野が⾃然を観察し、その中に存在する不思議な共通性を⾒つけ出し組み上げた作品は、特定の時間と場所 に存在した命を凝縮させた「結晶」とも⾔えるでしょう。

本展は、動物の⾻を型取りし、樹脂成形されたパーツを雪の結晶のように組み合わせた⼤型作品『進化のパ ズル』や、未発表の新作を含む約17点の作品によって構成されており、⾃然界にあったものが異なる姿で現 れる展⽰空間の中で、⾃然造形の美しさを感じることができるとともに、⽣と死を超えてつながる⽣命の循 環を体感いただけることでしょう。

スケジュール

2025年1月11日(土)〜2025年3月15日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
日曜日、月曜日

オープニングパーティー 2025年1月11日(土) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
会場YOD Gallery(天王洲)
https://www.yodgallery.com/
住所〒140-0002 東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX Ⅱ 3F
アクセスりんかい線天王洲アイル駅B出口より徒歩8分, 東京モノレール天王洲アイル駅中央口より徒歩11分、京急本線新馬場駅北口より徒歩9分、JR品川駅港南口より都営バス「天王洲橋」下車徒歩3分
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