「和宮ゆかりの雛かざり」

国立歴史民俗博物館
残り7日
幕末の動乱期、波乱にとんだ生涯を送ったことで知られる和宮は、仁孝天皇の第8皇女として生まれ、「公武合体」の証しとして文久元年(1861) 14代将軍徳川家茂に降嫁しました。

本展で展示する雛人形・雛道具類(本館所蔵)は、和宮所用として伝来したもので、有職雛と呼ばれる種類の雛人形と、江戸七澤屋製の各種雛道具、御所人形および三ツ折人形などが含まれます。

上巳(三月三日節)にとりおこなわれる雛まつりの行事は、江戸時代に入ってから広まりをみせ、多くの女性たちの支持を集めました。儀式が定着するにつれ、その装飾は華麗なものとなり、時代時代の流行を取り入れながら、寛永雛、元禄雛、享保雛、次郎左衛門雛、有職雛、古今雛と俗称される多彩な雛人形や、精巧に作られたミニチュアの道具類が生みだされていきました。『和宮様御雛満留』(宮内庁書陵部蔵)や『静寛院宮御側日記』(同)、『和宮様おひゐな御道具』(内閣文庫蔵)などの記録によれば、和宮は、数多くの雛人形を手もとにおき、また上巳にはあちこちと雛人形を贈りあうなど、雛まつりを楽しんだようです。

本館所蔵の雛人形・雛道具はその一部をなしていたと考えられ、江戸時代の文化や工芸技術を伝える資料として貴重です。

スケジュール

開催中

2025年2月18日(火)〜2025年3月30日(日)あと7日

開館情報

時間
9:3017:00
2月までは9:30~16:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌日休館
3月4日は休館
入場料一般 600円、大学生 250円、高校生以下・障がい者手帳提示と付き添い 無料、企画展示は別料金
展覧会URLhttps://www.rekihaku.ac.jp/event/2025_exhibitions_tokushu_hina.html
会場国立歴史民俗博物館
https://www.rekihaku.ac.jp
住所〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117
アクセス京成本線京成佐倉駅南口より徒歩約15分、JR総武本線佐倉駅北口よりちばグリーンバス(田町車庫行き)「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館」下車
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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