小谷野秀子展

3月31日開始

アーティスト

小谷野秀子

人はどこから絵を描くエネルギーを得ているのでしょう。小谷野秀子は衣食住と同じように必要なこととして毎日を絵を描いていましたが、3年ほど前に生まれ育った街を離れると、なぜか絵を描く意欲を失ってしまったと言います。ところが一年ほどすると、また描きたくてたまらなくなったそうです。それはなぜなのか振り返ってみると、新しい土地で知り合った人たちからエネルギーをもらったからだ、と気づいたのでした。彼らは絵とは関係のないそれぞれ別の道を歩んでいますが、共通するのは、ひとつのことを追求し、それが好きでたまらないこと。そして自分自身も同じなのだということを改めて自覚したそうです。自分の中に潜在している根本的な動機が、他者との関係で蘇る。次々にととめどなく溢れでては互いを活かしながら空間を満たしていく彼女の色彩には、そのような体験への喜びと感謝の気持ちが溢れ出ているのかもしれません。

スケジュール

2025年3月31日(月)〜2025年4月5日(土)