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[画像: 堀井ヒロツグ「皮膚の思考(遅い鏡)/ Boundaries of our sex politics」,2023]

「都美セレクション グループ展 2023 海のない波」

東京都美術館
終了しました

アーティスト

片山逹貴、成田舞、堀井ヒロツグ、チン・ユウジュウ
東京都美術館「都美セレクショングループ展 2023」では、片山達貴、成田舞、堀井ヒロツグ、チンユウジュウのグループ展『海のない波』を開催中。4 人は「自己 と他者」をテーマに作品制作を行うアーティストコレクティブ<自己と他舎>のメンバーであり、京都を拠点に活動している。また、本展のキュレーターには美学研 究者の藤本流位を迎える。

メインタイトルの『海のない波』とは、絶え間なく揺らぎつづける境界線を波というイメージに重ねており、海のない場所に生じる透明な境界を想起させるものだ。 片山達貴は、同じ日の同じ時間に不特定多数の他者とともにセルフポートレイトを撮影するプロジェクト「沈黙する」を写真やテキストなどの多様なメディアで展開 する。成田舞は、妊娠・出産によるコントロールできない自身の身体や感情の変化について、夫の視点や日記とともに記録した私家版写真集「skin separates secret」やスライドショーを通して、自身の皮膚の内側にある近くて遠い秘密を複眼的に見つめようとする。堀井ヒロツグは、異なるセクシュアリティーを持つパー トナーシップの可能性を探りながら制作されたセルフポートレイトシリーズ「皮膚の思考(遅い鏡)」や、IMA next#17 でショートリスト(アマンダ・マドックス選) を受賞した「水の中で目を瞑って手を繋ぐ」を発表する。チンユウジュウは、日本統治時代の台湾の流行歌曲が軍歌へと変えられてしまった史実をもとに、作家自身 がそれぞれを台湾語と日本語で歌う「軍歌と恋歌」の映像作品を展示する。 いずれも、自分の経験を素材にして、既存の事実や規則とは違う場所にある個人的な倫理を示した作品を制作し、「自分しか知ら ないこと」を他者にひらいていこうとする、意欲的な展示構成となっている。

[関連イベント]
「海のない波」トークイベント
写真家・鷹野隆大氏をゲストに招き、今回の展示を紐解きます。
日時: 6月25日(日)14:00〜16:00
定員: 50名
会場: 東京都美術館 スタジオ
参加費: 無料(事前申込制)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2023年6月10日(土)〜2023年7月2日(日)

開館情報

時間
9:3017:30
金曜日は20:00まで開館
休館日
6月19日は休室
入場料無料
展覧会URLhttps://www.tobikan.jp/exhibition/2023_groupshow.html
会場東京都美術館
https://www.tobikan.jp
住所〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
アクセスJR上野駅公園改札より徒歩7分、京成電鉄京成上野駅池の端口より徒歩10分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より徒歩10分
電話番号03-3823-6921
関連画像

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