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「生誕100年記念 古橋義朗展 日光に生きた水彩画家」

小杉放菴記念日光美術館
終了しました

アーティスト

古橋義朗
古橋義朗(1924-2006)は、戦後から現代にかけて、日光の美術を牽引した水彩画家です。日光町で明治初期から続く古橋旅館に生まれ、油絵を独学。やがてこの地を訪れた春日部たすくを知り、彼と同じ水彩画家を目指すようになります。

戦後、日光の画家たちによる美術グループ「青光会」に参加。また、油絵に負けない水彩画を描くことを志し、全国的な公募団体である「旺玄会」にも出品、受賞を重ねていきました。これ以降は、晩年までこの両会を主な舞台として活躍。栃木県芸術祭では長年審査員を務め、日光スケッチ同好会を指導するなど、県内美術の発展にも尽力しました。

古橋が描く日光の山々を始めとする水彩画は、筆が画面を縦横無尽に駆けまわり、その自由奔放な描写は、どこか水墨山水にも通じる感性を感じさせます。実際、1980年代には水墨画で男体山や海外風景を盛んに描いていた時期があり、それらもまた本職の日本画家とは異なる、素朴ながらも力強い魅力を放っています。晩年になると、さらなる日光の風景を求めて滝や杉並木を描き、大谷川ぞいのススキの美しさに夢中になりました。

本展は2005年に当館で開催した「日光に生まれた作家たちIII 古橋義朗展 四季の詩情─旅とともに」以来19年ぶり、没後としては初の回顧展となります。日光に生まれ、日光を描き続けたこの水彩画家の、新発見を含む初期作品から晩年までの作品を振り返り、この日光に古橋義朗という画家がいたことを再確認します。

スケジュール

2024年11月30日(土)〜2025年2月2日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
12月29日~31日、1月4日~6日・1月14日は休館
1月1日~3日・1月13日は開館
入場料一般 730円、大学生 510円、高校生以下 無料
展覧会URLhttps://www.khmoan.jp/event/event_d.html?0:3298
会場小杉放菴記念日光美術館
https://www.khmoan.jp/
住所〒321-1431 栃木県日光市山内2388-3
アクセス東武日光線東武日光駅より東武バス「神橋」下車徒歩3分、JR日光線日光駅より東武バス「神橋」下車徒歩3分
電話番号0288-50-1200
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