「『透況都 / Fluid City』− supported by Beyond the Frame Studio 」

NEUU
あと3日で開催

アーティスト

大越円香、長島千尋、Ekito | 駅人、sion
「透況都 / Fluid City」を開催する。

ガラスは、液体だという。都市に散逸する光が、透過して無数の色の像や影を交換している。デジタルデータは、本来、色も形も音も持っていなかった。それらが、サイネージや、ポスター、あるいは車や、建築物として、都市にあらわれ、行き交っている。今日の都市は、透明なものから始まって、流れ出したり、形を持ったような顔をしているのかもしれない。すべてが液体のようにも見え、それらを透過してきた光の源がわからなくなる。

毎日形を変える解体途中の壁や鉄骨、インスタントに作られた看板や、立ち入り禁止の文字。迷宮のような動線、それでもつつがなく流れているように見える人々の足取り。一等地のデットスペース。あるいは、不寛容さや、紡ぎ止められない倫理観と、通学路やデートコース、帰り道の交錯。

こうした状況に、いかに応答できるだろうか。
AR(拡張現実)とは、現実の風景に、3DCGや音声などのデジタルデータを重ね合わせる技術の名称だ。この技術を、単なるシミュレーションから解体し、本来都市としてしか見れなかったものごとに、美的、詩的な現象を付与させる技術として読み替える。そうして、私たちの体がこの都市で自由に泳ぎ回る可能性のために「透況都 / Fluid City」を出現させる。

都市の形がわからなくなる。都市が透けて、こちらに顔を向けたかと思うと、泳いで消えていってしまう。都市の輪郭が解けて、こことあそことが繋がったかと思うと、次には自分がどこにいたのかわからなくなる。そうした現象を、都市と戯れる豊かなきっかけとして再定義してみたい。   

本展では、都市の形や音を収集−キャプチャ、スキャン、レコーディング−し、組み替えや重ね合わせの編集の中で、都市を別用の仕方で見つめ直すことで、新たな状況を可視化、可聴化させるAR・映像・サウンドを用いた作品を展示する。情報や現実、虚構や構造の重なりの中で、作品が映し出す空間や体系が建築されて生まれる、捉え難いこの場所を「透況都 / Fluid City」と呼び、その街並みを行き交ってみたい。

スケジュール

2024年9月22日(日)〜2024年9月27日(金)

開館情報

時間
12:0021:00
22日は19:00から
最終日は19:00まで
休館日
火曜日

オープニングパーティー 2024年9月22日(日) 19:00 から 20:50 まで

500円

入場料無料
展覧会URLhttps://tokyoto-fluid-city.peatix.com
会場NEUU
https://neuu.jp/
住所〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-5-11
アクセスJR新宿駅西口より徒歩4分
電話番号03-5990-5933
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