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アリウ・ディアック 「Anastomosis」

space Un
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アーティスト

アリウ・ディアック
アリウ・ディアックは、若手のセネガル人アーティストであり、その代表的な作品の一部はエドナ・デュマのプライベートコレクションにも所蔵されています。ディアックの創作活動は、space Un の目的と共鳴し、ディアックの個展で開幕することは、ごく自然な決断であったといえます。ディアックは自らの芸術において、人間と自然界が複雑に織りなすダンスを奥深くまで探求しています。自然に対するディアックの関心は幼少期にまで遡り、農村地帯で育った彼は、周囲の自然環境の微妙なニュアンスを緻密に描き出していました。自然との密接なつながりから、その美しさを描写するだけではなく、それを超えた物語を紡ぎ出し、キャンバスに表現せずにはいられない意欲が育まれていったのです。近年、ディアックは第15回ダカール・ビエンナーレ(2024年)のセネガル代表にノミネートされるなど、世界的な評価を得ています。space Unでの初個展「Anastomosis」では、奈良県・吉野町にあるレジデンス「吉野杉の家」での滞在を通して制作した新作シリーズが発表されます。アリウ・ディアックは、「セネガルと日本には、多くの類似点があります。何よりも、地球の素晴らしさ、すなわち自然が私たちに与えてくれるすべての恵みを認識し、感謝する気持ちが共通しているのです」と語っています。新作である本シリーズでディアックは、複雑に絡み合う自然の相互関連性を探求しています。その想像力を刺激する表現は、私たちの存在を定義づける深い共生関係に光を当て、人間と自然界を結びつける繊細な糸について思いをめぐらすよう鑑賞者を招き入れます。

ディアックの作品においては、質感と色彩が、自然における共生関係の本質を呼び起こす多様なフォルムを作り出し、詩的な調和を生み出すシンフォニーを奏でます。各作品が、広大な宇宙の中にある小宇宙となり、そこでは影が空気のようにしなやかに踊り、質感が躍動します。現地で見つけた天然顔料や自らの手で加工した顔料を使用して、深いつながりを思わせるような感覚を育むことで、自らの表現と土地との間に実質的な絆を築き上げています。これらの天然顔料は、アクリル顔料とは異なり、媒体の役割を果たして地球の原始的なエネルギーをキャンバスへと伝達します。設立者を代表し、ロータ・エックシュタインはこう述べています。「アリウのレジデンス期間の成果、また素晴らしい開幕展にまでつながったことを心から喜んでいます」

[関連イベント]
アーティスト・トーク
日時: 2024年4月20日(土)15:30〜16:30
登壇者: アリウ・ディアック x 名古摩耶氏(ARTnews JAPAN編集長)
※座席に限りがあります。先着順。

スケジュール

2024年4月20日(土)〜2024年7月18日(木)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、火曜日

オープニングパーティー 2024年4月20日(土) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
会場space Un
https://www.spaceun.tokyo/
住所〒107-0062 東京都港区南青山2-4-9 KLO南青山ビル1F
アクセス東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線青山一丁目駅5番出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩10分
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