イムラアートギャラリーでの初個展となる本展では、代表作品の一つである《waiting for awakening -wall clock-》をはじめ、新作の《くぼみに眠る海 -猫-》など、ナフタリンとガラスの作品を中心に展示いたします。
《waiting for awakening -wall clock-》は、ナフタリンで作られた時計を透明樹脂に封入した作品で、一つだけ小さな穴が開けられています。その穴はシールで塞がれていて、時計は樹脂のなかで静かに眠っています。封印を解くと、作品は空気に触れながら、ゆっくりと目を覚まします。作品のなかに在る気泡は、宮永が一層一層樹脂を流し込む課程で、その場所の空気を閉じ込めたものです。
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