「中川一政の眼 愛蔵コレクション展」

松任中川一政記念美術館
3月2日終了
中川一政(1893-1991、文化勲章受章者)がコレクションした品々にスポットを当て、彼の審美眼に触れる企画展を開催します。

生涯独学であった一政ですが、美術学校で学ぶことや特定の師に習うことに替えて、古今東西の芸樹に学び、自身の眼を養いました。その眼に適う美術工芸等を蒐集したコレクションには、俑や仏像、壺や硯、また墨蹟や絵画などがあり、まさに洋の東西や時代を問わない品々です。とりわけ一政が心揺さぶられたのは、禅僧の書である「墨蹟」や、イタリアで作られた「マジョリカ陶器」です。一政は、墨蹟の中に宿る精神性に心打たれ、自身が書の制作に向かう糧としました。また、マジョリカ陶器は、彼が度々画のモチーフとして用いているものです。

本展では、中川一政が蒐集し愛蔵、そして愛用したコレクションを一堂に公開します。墨蹟では、墨蹟では、兀庵普寧(ごったん ふねい)や大燈国師、澤庵禅師などを展示するほか、水墨画や大和絵も紹介します。そして、愛用のマジョリカ陶器や志那文箱は、一政が描いた画と共にご覧いただきます。
また、本展に併設して「来館者が選んだイチ推し作品展」も開催します。2020年以降の来館者が選んだ「推し作品」を集計し、上位にランクインした作品を中心に紹介するものです。人気作品が勢ぞろいする機会をどうぞお楽しみください。

スケジュール

開催中

2024年11月26日(火)〜2025年3月2日(日)あと67日

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
1月13日、2月24日は開館
12月29日~1月3日、1月14日、2月25日に休館
入場料一般 200円、高校生 100円、中学生以下・障がい者手帳提示と付き添い 無料
会場松任中川一政記念美術館
https://www.hakusan-museum.jp/nakagawakinen/
住所〒924-0888 石川県白山市旭町61-1
アクセスJR北陸本線松任駅南口より徒歩1分
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